テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:日本代表
U-17ワールドカップ第2戦。
しかし、ナイジェリアは素晴らしいを超えて凄い・・・・。その理由は圧倒的なアフリカンパワー。その身体能力はスピード・ジャンプ力だけではなく強力なパワー。体を当てても揺るが無いボディバランス。ミドルシュートもパススピードも歴然たる差が。既に彼ら全員がJリーグでも通用しそうな彼らを相手に、Jにデビューしたのが柿谷だけのこのチームが勝つのは相当至難の業だったのかもしれない。それぐらいの差を感じたのは今回が始めてかも。 前半から圧倒的なナイジェリアペース。必死に耐えるのが限界。元々、守備的なシステムの為、今日見たベトナムの再現を見ている気すらしてくる。日本の試合でここまで差を感じたのは久々というか。スピードとボディバランスを活かしたドリブルで簡単にゴールまで迫られ、もうどうしようもない。 そんな一方的な流れの中、21分、バイタルエリアでのワンツーからFWオセニの素晴らしいミドルで失点。更に31分には中央でボールを運ばれ、金井が潰しに行くがかわされ、左サイドのFWクリサンタスにスルー。彼が高橋を引きずりながら、甲斐と廣永を引き付け、冷静にゴール右に決めて2失点目。 耐えていたのも限界といった所。それでも、廣永のファインセーブがなければもう2失点は食らっていただろう。 38分には、日本もいい形を見せた。先ず、端戸が前線でGKからのロングボールをキープして右から上がる水沼へ。水沼が一人をいなして、左サイドの山田へサイドチェンジ。山田はダイレクトでこれをクロス。斎藤がスルーして、端戸がボレーという綺麗に流れるA代表でも見られない素晴らしい形だった。ただ、相手GKのファインセーブにあったのだけど。。 前半は0-2だったが、チャンスというチャンスは1回か。それに比べて向こうのチャンスは∞。彼らには、この大会優勝してもらわないとホント凹むな(苦笑) 後半は、エース柿谷、そしてFW大塚を投入し、攻撃に比重をかけるも、ナイジェリアは2点差を上手く使ったゲーム運び。攻めは数人で守備を意識し、時間稼ぎは良く見られたし、何よりもアフリカンパワーにはスタミナというものも含まれるのだろう。日本の守備陣が後半に入り押し上げなければならない所でもあげられず、中盤との間には広大なスペースが。中2日で厳しい日程とはいえ、彼らの足が止まる事は無い。 そして82分。左サイドを完全に突破され、ゴールライン際をGKの所まで運ばれ、そこからのマイナスのクロスにクリサンタスが後は押し込むだけのシュートでとうとう3点差。完全に終わった。前線で起点を作れず、中盤がセカンドボールも拾えず、守備陣がラインを上げられなければこの結果は止むを得ないだろう。 最終戦は勿論見るが、最後まで諦めない姿勢で闘ってもらいたい。若い時に悔しい思いをした方が絶対いいだろうし。というか、そうとしか言えない辛い敗戦となった。 U17代表 選手メモ Pos. No.氏名 (英字表記) 生年月日 身長/体重 所属 ■GK: 1.廣永 遼太郎 HIRONAGA Ryotaro 1990.01.09 185cm/76kg FC東京U-18 左利き。ハイボールへの対応も1対1の飛び出しも得意。非常に安定感のあるGK。 21.吉田 智志 YOSHIDA Satoshi 1990.02.10 181cm/73kg ルーテル学院高校 18.原 裕太郎 HARA Yutaro 1990.04.23 187cm/88kg サンフレッチェ広島ユース ■DF: 3.鈴木 大輔 SUZUKI Daisuke 1990.01.29 181cm/72kg 星稜高校 2.金井 貢史 KANAI Takashi 1990.02.05 175cm/63kg 横浜F・マリノスユース 7.吉田 豊 YOSHIDA Yutaka 1990.02.17 167cm/66kg 静岡学園高校 このチームでは左サイドバックだが静学ではトップ下をやっているらしい、右利きの選手。スピードも体力もそんなにないがドリブルは上手いし、守備もある程度できるし、これからどのポジションで大成していくかにもよるがいい選手になりそう。 20.奥井 諒 OKUI Ryo 1990.03.07 169cm/58kg 履正社高校 5.高橋 峻希 TAKAHASHI Shunki 1990.05.04 169cm/67kg 浦和レッズユース 右サイドバック。水沼がウインガータイプという事もあり、あんまりオーバーラップは見せてくれない。ロングパスの精度は低く、ボールもまだまだ遅い。 4.甲斐 公博 KAI Kimihiro 1990.05.16 176cm/66kg 横浜F・マリノスユース ■MF: 9.八反田 康平 HATTANDA Kohei 1990.01.08 171cm/59kg 鹿児島県立鹿児島中央高校 12.益山 司 MASUYAMA Tsukasa 1990.01.25 180cm/68kg 岐阜県立岐阜工業高校 11.水沼 宏太 MIZUNUMA Kota 1990.02.22 175cm/67kg 横浜F・マリノスユース キャプテン。右サイドハーフ。スピードがあるのかと思ったら、意外にテクで抜いていくタイプ。トリッキーなプレーが多く、楽しめる選手ではあるが、ミスパスが多い。しかも、ボールスピードがやたら遅い。その辺は将来にわたって鍛えてもらいたいね。 14.河野 広貴 KAWANO Hiroki 1990.03.30 160cm/58kg ヴェルディユース ドリブルにパスに小さいながら、アグレッシブな動きは素晴らしい。既にJ2でも出場しているようだし今後に期待。 16.齋藤 学 SAITO Manabu 1990.04.04 167cm/60kg 横浜F・マリノスユース スピード豊かなドリブルが魅力な左サイドハーフ。シュート力もパススピードもまだまだだがどんどん成長してもらいたいね、マリノスの為にも。 19.田中 裕人 TANAKA Hiroto 1990.04.26 175cm/69kg ガンバ大阪ユース 6.岡本 知剛 OKAMOTO Tomotaka 1990.06.29 179cm/65kg サンフレッチェ広島ユース サンフレッチェはボランチを育てるのが上手いのかなとは思うがロングパスが通る時と通らない時の差が大きい。もう少し安定感をつけていって欲しい。 10.山田 直輝 YAMADA Naoki 1990.07.04 167cm/63kg 浦和レッズユース 左サイドも右もセンターもボランチも出来る器用な選手。パス精度は良いが、バランサーといった感じで身体能力は全体的に低め。 13.米本 拓司 YONEMOTO Takuji 1990.12.03 175cm/62kg 兵庫県立伊丹高校 ■FW: 8.柿谷 曜一朗 KAKITANI Yoichiro 1990.01.03 176cm/65kg セレッソ大阪 言わずと知れたこの世代の星。スピード溢れるドリブルはナイジェリアディフェンス2枚を抜くくらいキレがある。技術も高いし、彼はセレッソにとってはモリシを継ぐ最高の宝だろう。 15.大塚 翔平 OTSUKA Shohei 1990.04.11 178cm/68kg ガンバ大阪ユース 17.端戸 仁 HANATO Jin 1990.05.31 176cm/63kg 横浜F・マリノスユース サイドに開いても、トップに張っても仕事が出来る器用なタイプ。ワントップで相手DFを抱えながらもきっちりボールを収めるシーンも何度か見られたし、どんどん成長して欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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