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試合内容を見ていくと、前半は圧倒的な広島のボールポゼッション。寿人、柏木、槙野とセットプレーから、浩司のアーリーから駒野の突破からと再三のチャンスを作り出した。京都は前半終了間際の中山のスルーからのパウリーニョの抜け出しでチャンスを作ったがここは下田が防ぎ、スコアレスで折り返した。 後半から京都はバイタルエリアをケアする為に角田をアンカーに置いた4-3-3にシステムチェンジ。広島は前節と同様、服部を下げ、駒野を左WBに移し、右WBにリ・ハンジェを入れた。 システムチェンジが効いたのか、ハーフタイムでの加藤監督の守るなという檄に答えたのか、京都は後半頭からカウンターでチャンスを作り出していく。パウリーニョがカウンターで持ち出して、味方の上がりを待った攻撃が機能していたが、これらで得たシュートチャンスは下田のファインセーブに防がれた。しかし、60分頃のパウリーニョが右サイドでストヤノフを突破して深い位置からグラウンダーのクロスは広島にとってはかなり危険なプレーだった。ただ、クロスの先にいたアンドレはゴール前どフリーにもかかわらずシュートはミートせずバタバタ・・・・(苦笑)とてもブラジル人らしからぬプレーでシュートは打ち切れず、決定的なチャンスだけに勿体無いが、明らかに加藤監督の攻撃的采配が機能しだした。これは4バックにして、広島のWトップ下に角田というアンカーをつけた事も効果があるといっていいだろう。 それでも、広島も黙っている訳ではない。70分頃には直後柏木がゴール右から入っていってのバーを叩くシュートを見せ、ここから一進一退の攻防。80分頃には柏木の左サイドでの抜け出しからのクロス。これを平繁がシュートに行くも中谷が阻んだ。 そして。0-0で進んだ90分。アディショナルタイムは4分の中。京都は今シーズン限りで引退の秋田を投入し、広島の攻撃に備えた。試合終了間際にはセットプレーの流れから、槙野のポストを叩くオーバーヘッドもあったが、守りきり、京都昇格。 おめでとう、京都サンガ。 加藤監督の絶妙采配の前にやはり今季調子を落としていた広島は抗し切れなかった。正直、チャンスは圧倒的に広島だったし、最後の最後。結局はどうでもいいからゴールを奪うという1点についてのみ足りなかったという事だろう。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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