テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:J1
今季の優勝は何処??
その問いに俺が自信をもって答えたのは 『川崎フロンターレ』だった。 その理由はフッキの復帰に他ならない。 そのフッキは今度はヴェルディへ復帰した。 そして、これが原因と言える心労を患った関塚監督。事態は簡単なものではなく、辞任というフッキを失っただけでは済まない大きな損失をクラブは被ってしまった。 関塚監督がフッキを欲したのだろうか?それはわからない。しかし、マギヌンを放出してまでフッキにかけた今季は余りにも無残なスタートとなってしまった。 それほどまでにフッキとジュニーニョとの王権争奪は平和だったチーム内に深い溝を生み出したのだろう。 憲剛は語る。 『正直、どちらにパスを出せばいいのか、わからなかった。 どちらに出しても片方から強烈に文句を言われる状況でサッカーを楽しめる状況 じゃ無かったよ。 勿論そう。試合中でも関係ないんだ。 えっ、ロッカールームでの話ですか!? そんな事は言える訳がないですよ。ただ間違いなくチームがおかしい状況に あった事だけはもうわかってるでしょ・・・ とにかく、あぁいった状況では俺の選択肢はテセしか無かったんだ・・・』 監督の心労はいかほどのものだったろうか。かつてない程にチームが苦しい中、代表に選ばれた寺田は語る。 『関塚監督がいたからこそJリーグで結果が出たし、ACLで貴重な海外の経験も出来た。監 督がいたからこその、俺たちの成長だったんだ。 だから、今回の件は、・・・勿論、残念でならない。 そうだね。そう。 そのおかげで代表に選ばれたんだ。この俺が。ベテランだよ、俺は。 感謝してもしきれないよ、監督には。 えっ、 あぁ、 監督って岡田さんに。いや、そうじゃなくて関塚監督(苦笑)にですよ。 そこ大事だから間違えないでくださいよ。 えぇ。はい。いやぁー、勿論、嬉しいですよ。 祐二君と俺が中央に入ったら、相手がバッジョでもロマーリオでも抑えますよ。 あぁ。えっ。もう2人とも今は引退ですか。 あぁ・・・そ、それは知らなかったですね。あぁーそうなんですね。 あっ、もしかしてバティとか?いや、えーと何だっけ、あのほら、 ロナウなんとかニーニョみたいな奴ね。あれっ、えーと、 まぁサッカーは余り見ないんでね。 知らないんですよ。世界の選手。まぁ、代表とも縁は無かったし、 これから代表としてどんどん覚えていきますよ。えぇ、勿論です。 とうとう代表の寺田ですよ、俺♪ もう期待しててください。夢は代表定着、南アですからね!!』 関塚監督の残した財産はしっかりと川崎に根付いている。最後に渦中の人となったフッキの話を聞いてみた。 『あーそう。 まぁ、しょうがないだろーな。 何故って、それは俺に全権与えないからだろ。ジュニーニョを取ったんだよ、あいつは。 そりゃ、ジュニーニョの方が年は上だ。川崎にも長くいる。 だから、どうしたんだ!! 若くて粋の良い俺よりもあいつはあのおっさんを選んだんだ。 俺の方がピチピチで、動きだってしなやか。 そりゃ俺の方が経験は浅いかもしれない。 でもなぁ、若さという武器だけはあいつは絶対に俺に敵わないんだ。 そこをわからないあのメガネは、やっぱりダメだろ。 まぁこないだの審判も使えねーけどな。 わかってないんだよ。俺という宝をさ。 哲二は俺に頭下げてきたからな。あそこまでされて、 ラモスの兄貴が顔出してくれたら、 そりゃ、俺だっていい気分になるよ。 ヴェルディはわかってるんだよ、俺の良さを。 その内、協会の奴も来るだろうよ。 俺に『復帰』になってくれってな。そん時にもう一回、俺は勝負してやるよ。 ジュニーニョのおっさんとな。』 フッキに反省の色は見えなかった。それどころか、Jリーグではもうプレーしないと言っていたにもかかわらず代表への興味をしっかりと強調する。 精神力の強さという意味ではフッキに勝るものはいないのかもしれない。 というか現実に戻って、本当に関塚監督の采配は好きだっただけに残念。 関塚監督は、誰もが最高のジョーカーを手にしたと思っていた。しかし、それはババ抜きのババを引いただけだったのかもしれない。 というフィクションで書いてみました、今日は(苦笑)ファンの方申し訳ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[J1] カテゴリの最新記事
|
|