テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:Italia
その森本が属する降格の恐れがあるカターニアとスクデットをインテルと争うローマの一戦。 結果から言えば、ローマは2位に、そして、追いついたカターニアは残留を果たしたゲーム。 試合途中で紆余曲折するカターニアサポーターのどよめきが溢れて面白い。試合前の状況は17位カターニアは勝点36。18位パルマが34。19位エンポリは33。20位リヴォルノは30。 この状況でカターニアは勝てばOK。ただ、引き分け、負けだとパルマとエンポリとの状況にもよる。パルマは勝てば勝点37だが、相手はそれこそスクデットをかけて闘うインテルが相手という厳しい状況。エンポリが勝ちカターニアが負け、勝点で並ぶと直接対決の内容でエンポリの順位が上になる。この状況ではカターニアが降格する訳で。 この試合を打開したのが 森本貴幸!! 後半は3-4-1-2のようにシステムチェンジしたカターニアだが、その2トップとして森本は出場♪ かつてJで見せたフィジカルの強さはCLでも闘ったローマディフェンスに対してもひけを取らない。シュートコースが見えたら見方が近くでフリーでも積極的にシュートをチョイス!ポジショニングも良くスペースへ出て行く動きも良く、見方からのパスの引き出しが秀逸。ここまで成長していたとは。再三のシュートチャンスがあった。決定機を決められなかったという見方も出来なくは無いが、それでも日本人FWが全く受け入れられなかったイタリアでここまでシュートを放っている姿は異彩♪ インテルがリードしてローマは落ちたのか、どんどんとカターニアは攻めの勢いを強めていく。 81分には右CKからゴールを奪い取るが、これはオフサイドの判定で。 しかし、85分。CKの流れで左サイドからのクロス。右サイドエリア内で受けたのは森本。安易にシュート、また日本人の多くが見せる後ろへとりあえず戻すというプレーを選択しない。落ち着いて、ボールを中に運び、自ら体制を整え、強引ではあるがシュートを放つ。これがトネットの足に当たって、ゴール前に転がり、ホルヘ・マルティネスは押し込むだけ。これで値千金のゴォォール!!!! ゴールを決めた選手は勿論素晴らしい。だが、森本のシュートがゴールを生んだというのは間違いのない事実。そして、そのプレーがカターニアを救った。アシストという言葉は、相手選手に触れないでつないだ状況を指すのだろうが、この森本のシュートはチームを救う素晴らしいアシストだったと言っていいだろう。 五輪代表にもいよいよ招集された森本。 セリエAで存在感を放つ日本人FWには今後も期待しかかけられない。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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