テーマ:サッカーあれこれ(20050)
カテゴリ:日本代表
日本、北京五輪連敗にて終戦。 先ず、言いたい事はナイジェリアは俺が思っていたよりもスペシャルなチームではなかった。もし、これがスペシャルならあと、3点は取れただろう。そこは日本の守備陣が最後の最後まで喰らいついたという見方も出来るが、後半に関しては、オグブケとアニチェベは自分のゴールが欲しいというプレーをしていたし、あそこでもっと上手く味方を使っていれば更に日本をどん底に落とす事もできたと感じるからだ。 勿論、俺が応援しているのは日本。 この試合も単純に言えば、悪くは無かった。実際、1点取ったし。しかし、それだけ。もし、日本が2点取っていたら、彼らは3点とっていただろう。それが出来るチームなのだから。 とにかく、厳しいグループという事は本大会前からわかっていた事で、その上で、反町は選手を選び、彼らこそが最強のメンバーだと自負したのではなかったか。 この世代の最強メンバーは世界に大きなアピールも出来ず、敗れ去った。 余りにも残念だが、これが実力というものだろう。 誰もが大会前から感じていたグループ突破は難しいという状況の中で、選手も監督もそれを打開する事は無かった。 ただ、選手個々で見れば、十分闘えた選手もいた。 落ち着いてゴールを決めた豊田。 豊富で献身的な運動量で攻守に奮闘した谷口。 右サイドで強烈な個性を発揮した内田。 彼ら3人は持てる力を発揮したと思える。 ただ、最も文句を言いたいのは反町に。 豪州やアルゼンチンといいゲームをしたのは事実だが、もっといいゲームを出来るチームも作れたのではないかということ。 途中から選手を沢山起用し、幅も広げた。これはA代表も通じて本当に意義のあった事で反町采配の中でも最も評価できる部分でもある。ただ、それが故に、メンバーを選びきれなかったのもあった。特にこの試合でもそうだが、最後に岡崎や梶山を投入しても、何が出来るという話。岡崎はそこそこの技術はあるし精力的にも動けるが、決定的な仕事が出来るタイプではない。それこそ、バックアップの梅崎なら一人かわしてミドル、クロスという武器があったにもかかわらず、それを捨て去った。梶山については、ミスが多過ぎる。いいパスもあるが、あのポジションでミスが多いのは致命的。それこそ、ボランチでも柏木なら運動量も、献身性も梶山を遥かに凌駕する。しかし、そういった判断も無かった。軸が無いと内田は語っていたが、それは本田圭佑や梶山ではなかったのか。反町は結局チームに一つの軸も与えられなかった監督だったという事になってしまう。 まぁ、メダルを期待していない俺にとっては、ショックはそれ程ないが、最終戦。何も得られない試合にならないよう、ぶっつけ本番。4-1-2-3あたりで果敢に攻めまくって欲しい。3点取られても、2点取るエキサイティングなゲームで日本の攻撃力も捨てたものじゃないという事を示して欲しい。 ~論評~ GK 西川 5.5 2失点はもうしょうがない形だった。後半は決定機でファインセーブを見せた。 CB 水本 5.5 アイザックとのマッチアップで苦戦。先制点はアイザックのターンにやられてしまった。それ以外は頑張っていたのだが。終盤にはミスパスも。 CB 森重 5.5 カバーに奔走したが、後半はアニチェベの対応に苦慮。特にチームが前向きの中で厳しい守備を強いられた。 RB 内田 6.0 この試合では前半より後半に見事なプレーを見せた。守備にもしっかり戻るのに後半最後まで攻撃参加を見せていたのは圧巻。このチームで唯一レベルの違いを見せてくれた。最後の最後まで彼を右SHで使う考えは無かったのだろうか。それほどまでに有効な攻撃を見せ続けた。ただ、シュートを打てるシーンで撃たなかったのが残念だし、判断が中途半端なシーンも幾つか見られた。 LB 安田 5.5 前半は決定機演出。その突破力は十分通用していたが、後半はスタミナ減からかミスも散見。 DH 細貝 6.0 守備に奮闘した。また、左サイドを突破するプレーなど、やるべき事は果たした。彼のように精力的に戦える選手は本当に重要。 DH 本田拓 5.5 守備で奔走したものの、かわされるシーンも多く、残念な出来。展開力についてはどうしようもないレベルで動けるとはいえ、ロングパスを通せないのは実力だししょうがないだろう。 RH 本田圭 5.5 バイタルエリア右寄り。自ら奪ったFKだが、キッカーは内田に。あれは間接だたのだろうか。であったとしても、彼のキック力は結局グループリーグ突破の為に一度も火を拭く事は無かった。ボールは収まるし、一人を交わすことも出来るのだが、ペースアップすべき所で、流れを遅め、効果的に逆サイドを使う事も出来なかった。 LH香川 5.5 ドリブルで見せた。また、シュートのようなクロスのようなキックで前半の一本は惜しかったが、それ以降は相手に弾き返されるのがオチ。まだまだ、成長してもらわないと困る。 OH 谷口 6.0 安田からの前半の決定機逸は相手DFをほめよう。それほどまで、彼は働いた。一人3役というぐらい、トップ下でつなぎ、ゴールをアシストし、前線に出てシュートを打ち、体を張り、守備にも貢献。彼のポテンシャルはA代表にも還元すべきだ。 FT 李 5.0 怖さは出せず。サイドに開くシーンが多く、森本よりもボールは触れるが、自身のシュートチャンスは当然恵まれず。もっとニアをつく動きも見たかったし、内田のクロスに対して待つ事が多かったのも残念だ。 FT 豊田 6.5 この試合も後半からの登場。日本終戦の状況の中、一筋の光明を見出してくれた値千金のゴール。積極性も光り、もっともFWの中で機能していたと言える。走り回り、高さでも競り勝てたし、ただ、あと少しへディングの精度がというシーンもあった。 RH 岡崎 5.0 ボールが足につかないまま。二失点目は彼のパスミスから。それを覆す魂のシュートも見られず。 DH 梶山 5.0 いいパスもあった。前にも出て行った。それでも、あの時間帯から入ってきて、決定的な仕事を一度もせず、ミスパスを見せてくれたら不要でしかない。まぁ、北京に来る前からずーっと言ってたんだけどね。。。予選でのヘディングゴールが彼の存在価値をあげてしまったのが反町にも影響したんだろうな。 反町監督 4.5 ファンの意見でも明らかに違うのではという声が多かったメンバー構成をしたにもかかわらず最強メンバーと言ってのけたチームは何の結果も残さずに敗残。この試合だけで言えば失点だけは避けたい試合だった。内田の攻撃力に頼ったチームだからこそ、その裏のスペースに穴が空くのは当然のこと。それを何処までケアさせていたのだろう。梶山の交代だけは納得がいかない。勝つ気が無いのかとさえ思えてしまったほどだ。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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