テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:日本代表
相手はフィンランド代表。 世界的に有名なリトマネンを擁するメンバーだが、他は若手ばかりのB代表というよりC代表と呼べる人選。 コンディションも悪かったのだろうが、余りにもお粗末なサッカーだった。 一点目、二点目共に、GKの反応は悪かった。ファンデルサールやボルツならバシッと止めたなと。後半頭の失点も中澤という最も警戒しなければならない長身選手に対して対応が遅れての失点。高さが武器とはいえ、それを活かせていなければ意味は無い。 攻撃面においてもアウェーの戦い方でとにかくロングボールが多い。リトマネンに向けてロングフィードを放り込んでも意味は無い。というか長身FWタルバヤルビも足元にボールが入った時は体の使い方が上手くポストになっていたシーンも後半には見られたが、前半のとりあえず放り込まざるを得ないボールに対応出来るはずも無く。中盤もミスは多く、おおいに日本を援けてしまったといっていいだろう。 バクスターは日本に返り咲きたいという記事も見られたが、そんな事を考えていたらもう少し戦術面で何か出来たのではないかと思う。ただ、力の差が余りにも歴然といった所であくまでも経験値アップと割り切っていたのだろう。それでも、後半から4-2-3-1にシステムチェンジし、1点奪ったという所は土産が出来たといった所で。とにかく、湘南に敗れたのだから良く頑張ったと言うほかなし・・・。 さて、そんな相手にほぼベストメンバーを揃えた日本代表。相手のGKが遮断機と呼べる反応の鈍さで、早々に二点とってゲームを決めきってしまい、あとは、テンションをあげる本当の意味での壮行試合となってしまったが、先ずは相手がどうであれゴールを奪う事はいいこと。とはいえ、豪州戦に向けて勢いや気持ちといったメンタル面以外は何もプラスにはなっていない。 TBSは高さ対策、高さ対策と平均身長を何度と無く実況していたが、サッカーほど身長が関係ないスポーツも無い。確かに、高さは有利な武器。しかし、アルゼンチン代表のメッシ、テベス、アグエロの3トップはどうだろうか。彼らの技術とフットワークには凄まじくパワフルなDFも苦しめられるのだ。一概に高さ、高さと一辺倒で報道するのも短絡的で。 それでも、今日のTBSに褒めたい事が一つ。 レフティーモンスター小倉だ。 試合終了後にはピッチに入り、選手にタオルを渡してハイテンションのインタビュー♪視聴者も誰だかわからない、サッカーも知らないインタビュアーより遥かに素晴らしい。試合結果もあるだろうが選手も明るく話していたし、良く言葉を引き出せていた。 小倉はしっかりと着実に成長しているなと、何だか明日の仕事への励みにもなったりしつつ(苦笑) と、インタビュアーを褒め称えすぎか。 それも、実のところ、仕事から帰ってきての観戦、疲れていた事もあって、後半、中澤のゴール後から安田のゴール前まで居眠りをしてしまって、全体としての総括が出来なかったりするからで(汗)一応、ゴールシーンは全て見られたからOKではあったが。 それと都築について。失点はキャッチにいったからで、あそこはパンチングで弾き出すべき。それ以外でも慌ててファンブルもあるし、代表ゲームの経験不足を露呈。ホーム開催だし、余り気負わず能力を発揮して欲しかった。川島も外され、都築もこの状態。GKは大事なポジションだが、次こそは菅野がとうとう代表デビューするんじゃないかと楽しみでもある。しかし、彼も川口のように反応と前に出る動きに定評のあるGK。CKで、それこそ都築のようにボールを逸して、失点というシーンだけは無いように過去の失敗を良く思い返してもらいたい。 最後に、岡田。 この勝利がチームに勢いを与えていれば良いが、それ以外は特に大きな意義は無かった。それは相手のせいでもあるのだが・・・。彼の言うコンセプトで、相手にプレスがかかればいいが、かわされたらどうするのか。そこをしっかりと指示しておかないと、どんどん綻びが生まれるだけによくよく注意して戦ってもらいたい。彼らはアジアNo1のポテンシャルを持つ国。それだけに次の試合はドローでも十分と言える。それが日本の今の力だとも思うからだ。勿論、勝利を希望する。ただ、負けない粘り強さという部分を魂と技術で見せてくれれば、それでも今の段階では十分だろう。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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