テーマ:サッカーあれこれ(20136)
カテゴリ:J1
マリノスの相手は昇格組の広島。 結果から言うとマリノスのホーム初戦は無様な試合に終わった・・・・。 先制点こそ、ルーキー渡邉のシュートが開始早々に決まり、今年のマリノスは行けると思わせられたのも束の間・・・。 J2を席巻した広島のポゼッションサッカーに徐々に圧倒された。誰がというよりもCBも含めた全員のパス回しの判断の早さは秀逸。槙野と森脇も両サイドから両ウイングバックをこえてオーバーラップを見せ、マリノスはただただボールを追いかけるだけ。昨年は守備力だけはJ屈指だったマリノスだが、完全に粉砕された。 先ずはストヤノフのクロスに中澤の裏を取った槙野のヘディング。ストヤノフが左サイドのあの位置まで上がって中盤をフォローしている時点で、広島の方がモチベーションは高かったのだろう。続けては、服部のクロス。これを青山がスルーして、ゴール前ややエリア外で待つ寿人がボールを良くひきつけてからのダイレクトシュート。これが綺麗にゴールに突き刺さり、あっさりと逆転・・・。しかし、これだけでは終わらない。今度はミキッチが裏に抜け出し、飛び出すGK榎本もかわし、中央へ折り返す。寿人が潰れ、後ろから走り込んだ高柳がつないで柏木がシュートを決めて、前半は1-3。 後半からは、広島のプレッシングに負け、ボールを奪われてばかりのWボランチを下げ、山瀬と坂田を投入する攻撃的な采配。 これでマリノスは前半よりポゼッション出来たが、逆にカウンターを食らう展開も増えた。そして、そのカウンターからFKを取られ、これをストヤノフに決められ、敗戦濃厚に・・・。 この後もマリノスがポゼッションする時間が長く続き、キム・クナンも入れて、松田をアンカーに据えた2-4-2-2的なシステムに代え、より攻撃に比重をかけたサッカーを展開するが、結果としては、ハイボール中心の攻撃で、栗原のヘディングで1点は奪い取ったが、それ以上はストヤノフ、槙野の好守に阻まれた。 試合内容から言うと、森崎がポゼッション時は最終ラインまで下がり、ボールを展開するので、ここのプレスに上手く行かず、後手後手になってしまい、広島のパスワークをよりやりやすくさせたと言える。アーリアと小椋も何処で誰を観るのか中途半端になってしまったし。渡邉は開幕スタメンという事で勿論期待していたし、1ゴールも素晴らしいとは思うがそれ以外は、ほとんど目立たず。ドリブルもないし高さに秀でる訳でもなく、ポストにもなれず、前線からの守備も中途半端と課題ばかり。まぁ、初めから全て出来る選手などはいない事はわかってはいるが、せめて前線でボールを収めてくれないと、マリノスのセカンドトップは機能しないだろう。 広島の方は小さいながらも寿人が粘り強くボールに絡んでゴールに迫ったり、起点となっていたし、柏木のキレは特に素晴らしかった。ゴールは勿論、松田をかわしたドリブルも見事で観戦した岡田も代表招集しようという気にさせるプレーだったはず。期待の新戦力ミキッチも期待通りの活躍。3点目に絡む突破は持ち味のスピードのおかげ。クロスの精度も良好でチームにもフィットしていた。対面の田中裕介は完全に裏を取られまくりで完敗といった状況。ここが余りにも崩れたのがマリノスの堅守に綻びを与えただけに、MVPはミキッチと言ってしまってもいい出来を披露した。DFWの槙野もJ1開幕戦からゴールと、こちらも代表を視野に入れたパフォーマンス。広島の選手の質がJ1レベルである事はわかってはいたが、ここまでパスワークがはまると破壊力につながるのかと驚かされた。ペトロビッチの采配には疑問ももっていたが選手交代もタイミング良く、見事な勝利だった。 木村監督は、私の戦略不足と語ったが、選手の問題もかなり大きい。チーム全体として焦りがあったのかミスパスも多く、中澤がベストに見えない状況では厳しい。先ずは気持ちの切り替え。それが何よりも大事かもしれない。特に攻撃面では消極的なプレーが目立つアーリア、ゴール以外は見せ場が全く無かった渡邉などにはしっかりケアして、次を戦ってもらいたい。 ここまで読んで頂き感謝です。面白かったとか好印象であれば、ここをクリックしてランキングUPにご協力下さいませ~♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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