テーマ:サッカーあれこれ(20135)
カテゴリ:Confede
エジプトが世界チャンピオンのイタリアを見事に撃破。
試合の大半は勿論イタリアが支配した。 前半の初めこそモハメド・ジダンが抑えられ、前線で起点は出来なかったが、攻める意欲は失わなかった。イタリアの攻勢が強まる中、耐えて、アブトレイカ、ホスニ、ジダン、ホモスとそれぞれ少人数ながら決定的なチャンスを作り出して行った。そして、歓喜は前半40分に訪れた。 アブトレイカの右CK。アウトスイングのボールはファーで待つホモスのヘッドにドンぴしゃり。 イタリアが世界に誇るカテナチオにも穴はある。 期待はしていたもののまさかまさかのエジプトが前半リードで後半へ♪ 後半はすぐジダンを下げて、初戦でも目覚しい活躍を魅せたアーメド・エイドを投入。ジダンと比べ中盤でもプレーできる事を考えれば、攻撃面も考えつつも守備的な采配とも言えるか。 すると、リッピも動いた。初戦同様2人メンバー交代。元々、ロッシを中心にイアキンタとクアリアレッラを右左に配した、流動的な3トップだった。後半はイアキンタが左でクアリアレッラが右とポジションチェンジしていたが、ロッシを下げて、トニを中央に。ガットゥーゾを下げ、より攻撃でも力を発揮するモントリーボを投入し、攻勢を増した。更に、イアキンタとトニを2トップにして、クアリアレッラを下げて、右にペペを投入。ペペの縦への突破でリズムが更に良くなったイタリアは再三のシュートチャンスを生み出した。 しかし、エジプトの5バック+3ボランチ、そしてGKエルハダリの働きでその全てを防ぎきった。 特にイアキンタがライン裏へ抜け出た決定機のセービングなど、エルハダリの堅守が光った。 イタリアは内容こそ素晴らしい攻撃を魅せてくれたが、堅守を崩しきれず、グループBは混戦となった。 イタリアはブラジルとの一戦。エジプトはモチベーションの落ちたアメリカとのゲーム。エジプトに、分があると観ていいだろう。 それにしても、こういったアップセットというのは、サッカーの醍醐味ではあるが、チームとして武器があるチームでなければ成し遂げられないと思わせられる。そして、最後は運とGKの力。 ブラジルを後一歩まで苦しめ、イタリアには勝利。 世界を驚かせている時点で既に日本よりも上のレベルにあると言っていいが、日本とエジプトとの差は何処にあるだろうか。 日本もそうだが、エジプトもショートパスを正確につないで、相手ゴールに迫るサッカーを見せる。勿論、ロングフィードも無くはないが、高い技術をパスワークで発揮する展開が多い。サイドまで展開してクロスという攻撃もあれば、中央突破からのスルーパスという形も見られる。その点では日本と大差無い様に思う時もある。 しかし、監督の質とヨーロッパで戦う得点を量産するFWがいるという点こそが大きな差となるのだろう。シェハタ監督の采配はここ2戦通して、非常に良い。チームに相手を恐れる事の無い勇気をもたらせ、且つ後半の修正も光る。この試合でも守り切るというミッションではあったが前がかりになったイタリアの裏を突く為にアーメド・エイドを投入して、追加点も狙える状況を用意した。最後はどの監督であれ選手に任せなければならない事は当たり前だが準備・用意を周到に、相手に対してチームの軸を変化させ、対応させるのは監督の大事な仕事である。 その点で日本とは大きな差がある。 世界レベルのCBを相手に単独でボールキープする時間を作り出すFWの存在はいない以上、嘆いてもしょうがないが、やはり監督の存在はチームにとってどれだけ大事かという事を改めて教えてくれた嬉しい一戦だった。 この勝利で順位表はこうなった。 Team MP W D L GF GA Pts ブラジル 2 2 0 0 7 3 6 イタリア 2 1 0 1 3 2 3 エジプト 2 1 0 1 4 4 3 アメリカ 2 0 0 2 1 6 0 月曜早朝におこなわれる試合は、相当たまらない試合になりそうだ。 ここまで読んで頂きありがとうございます。ここをクリックしてランキングUPにご協力頂ければ幸いです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 21, 2009 02:56:51 PM
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