テーマ:サッカーあれこれ(20047)
カテゴリ:日本代表
オランダが力の差を発揮し、0-3で日本は敗れた。 前半はスコアレス、疲労した後半に連打を浴びた。 前半の戦い方を後半も続けるという事が日本の目指すサッカーではあるが、それを続けるのは本当に至難の業だろう。 遠藤は、「フィジカルをあげなければ」と語っているが、ある程度完成された選手が1年で激的にレベルアップをはかるのは難しい。ましてや、スタミナというのは先天的な部分も大きく関係する。 それでも走らなければ、日本がベスト4に辿り着くのは不可能だ。 とはいえ、1試合でも前半で終わってしまうプレッシングが本大会で何戦も連続して発揮できるのかという疑問はぬぐえない。 やはり、試合の中で行くとき、行かないときのスイッチを選手全体が感覚として持ち得ないといけないだろう。 岡田や俊輔が語っている「ある程度、通用する」という部分はあくまでも、前線からのプレッシングによるディフェンス面であって、攻撃面での課題は大きく残ったまま。前半から激しくプレスをかけ1点さえ取れれば、あとは得意のポゼッションで時間を費やすという手段も取れるのだろうが、その1点をどうやって取るかは結局個人の質にかかっている。 トラップ一つ、判断一つ、その精度をより高めるほか無い。 それとフリーキッカーが多いのだから、もっとバイタルエリアの右サイドあたりでドリブルを仕掛けてチャンスを得るなど、もっと武器を活かせる采配を取って欲しかったとも思う。 そして、問題視された本田について。 試合前にはあれだけ持ち上げておいて、試合で不完全燃焼だと、本田は要らないとけなす始末。 本田の攻撃力は守備の負担を軽くして、よりゴールに近いエリアで彼が欲しい所でボールを預けてこそ、活きる。 それをわかっていながら、岡田は守備のタスクも負わせた起用をしているのだし、本田にだけ、責任を負わせるのは酷である。 本田は点の取り方を知っている現代表で一、二を争う選手でもある。その選手を味方が上手く使わないでどうやって勝つというのだろう。俊輔にはライバルを蹴落とすのではなく、チームの武器になるように連携をはかってもらいたい。FKの場面もそう。ゴールからの距離も考えると俊輔の柔らかいキックより本田の強烈なキックの方がゴールを生み出す可能性はあったと思う。 本田の投入で、プレスが効きずらくなったのはあるが、失点シーンでは枚数が揃っていながらも対応が遅れている訳で、それは長友然り、中澤然り、遠藤や長谷部も含めて、個々のレベルの話でもある。 だから、本田には変わらずビッグマウスをどんどん吐いてもらっていい。「FKは俺なら決めていた」ぐらい言って、俊輔の更なるレベルアップの為にも良い意味でのプレッシャーをかけてもらいたい。 最後に、岡田。 この試合では、今までやってきたプレッシングが何処まで強豪に通じるかという事を試し、その部分においては一定の結果は得た。ただ、疲労の考慮や交代への指示など、チームプランを上手く変えながら戦うなど、策も講じて欲しい面もある。真っ向勝負を挑んで、0-3で負けました。やっぱり、オランダは強かった。というだけでは何の意味も無い。 本田をどう組み込むのか。そこに的を絞って、日本の攻撃力強化を導き出さなければ。それが今遠征での岡田の最も重要な仕事だろう。ポストプレーに長ける前田とのセットは使えると思う。ただ、本田を中心に据える事は俊輔や岡崎の守備の負担が増えることにもつながるし、その辺りの調整は岡田が上手く指示してチームワークに支障が出ないような配慮も必要だろう。 ガーナ戦ではそのあたりを岡田がどうしてくるのかを楽しみにしたい。 ここまで読んで頂きありがとうございます。ここをクリックしてランキングUPにご協力頂ければ幸いです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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