テーマ:サッカーあれこれ(20127)
カテゴリ:Japan Others
そんなチームの一つ。 東北社会人リーグ2位の福島ユナイテッドとマリノスの一戦。 前半立ち上がりから、マリノスはいつも通り、淡々とボールをつないでゴールに迫っていった。 そして、11分、17分と立て続けにゴール。 福島Uは、バイタルエリアをケアできずに高い位置でボールを廻される機会が多く、失点もやむなし。奪っても深い位置では、マリノスのプレスに合い、苦し紛れのロングボールを前線に送るだけ。それも味方にはつながらないから、苦しい展開が続いた。 そこで石田監督は4-1-4-1から4-2-3-1にシステムチェンジし、強さがある村瀬を左サイドにテクニックのあるキムをトップあたりに据え、ボランチを2枚に増やした。 これが功を奏し、深い位置でボールを奪ってもあっさりと相手ボールにする機会は減り、前線でボールも収まりだした。 しかし、福島Uはミスが目立つ。特にボランチあたりの選手がトラップミスをするのは厳しい。これを奪われて、危険なショートカウンターを受ける展開が見られた。 43分には、左の小宮山が何故か右サイドからクロスをあげ、右サイドバックの田中が左大外からあがってきてヘディングゴールを決めるという何だか面白いポジションチェンジでのゴール。 途中からは悪い流れを切ったと思っていたが、ミスでまた悪い流れにしてしまったのは福島Uにとっては残念だった。 後半に入ると、石田監督の修正がはまったのか福島Uが中盤の守備がはまりはじめる。 マリノスのポゼッション率は当然に高いが、J1でも良く観られる廻させられている様にも見えてしまう。まぁ、3点リードだから、それでもいいという考え方はあるのだろうが、それにしても、相手は格下なんだから、もう少し個人技で突破していってもらいたかった。 そんな中、福島UはCKのチャンスを活かしてマリノスからゴールを奪った。 キム・コンチョンの右からの低めのCK。 中澤の前で踏ん張っていたキャプテン時崎がヘディングであわせてゴール!! 中澤は高さを活かすどころか、前に入られていたのはミスだろう。 久々、登場の飯倉にとってはいたーい失点。久々だけに無失点で終えたかっただろうに。 しかし、福島Uの歓喜から1分もせずに、狩野がミドルを突き刺して、点差を戻した。 この後は、途中から入った水沼が決定機を外し続けるというシーンが目立った。 ピッチに入って1分後のシュートはポストを叩き、小宮山からの最高のクロスは胸トラまで完璧もシュートは、元モンテディオGKの内藤のファインセーブに防がれた。 胸トラップからのボレーを打ちたくなるシーンではあったが、完全にフリーの状況でゴールを決められないのは問題だろう。あれはヘッドでバシッと流し込んでも良かった訳だし。ポストプレーやパスはうまかったけど、もっと積極的な仕掛けやシュートが見たかった。彼はスタメンを奪ってやろうという気概はないのだろうか。期待しているんだから早く化けて欲しいところだが、その期待は本当にかなうのだろうか(苦笑) このまま、試合は終了し、マリノスが4回戦 ベスト16に駒を進めた。 一方、初観戦した福島Uには好印象を受けた。特に後半かなり攻撃的にきていたし、いいチームだと思う。 スタメンではキム・コンチョンは左利きで正確で柔らかいキックを持っていたし、深澤は後半にポストを叩く強烈シュートを放つなど、球離れが遅い気もするがチャンスを作っていた。後半から入った山下もスピードを活かして左サイドから突破をはかった。 実質4部のチームとはいえ、面白いゲームを見せてくれた福島Uから、このゲームのマンオブザマッチを選びたい。 その選手は元モンテディオのGK内藤友康。結果的に失点シーンは多かったが、彼のファインセーブがなければ7点以上は取られていたかもしれない。 ここまで読んで頂きありがとうございます。ここをクリックしてランキングUPにご協力頂ければ幸いです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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