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碁会所日報

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2005年10月の記事

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昨日のお話：協和発酵杯もろもろ

　昨日は大阪まで協和発酵杯に行って来ました。初段戦に参加。去年は二勝できたから今年は三勝したいなあと思っていたらとんでもない、三連敗で速攻のお帰りでした。でも待ち時間にアサーション・トレーニングに関する本を読んでいたので、その理論に基づいた考え方をすれば負けた事に関するショックは少なかったです。前なら家帰って吐いて寝込んでたかも（笑）　三敗ではあったのですが、その中で「碁は結果として勝敗というものがついてくるのは非常に不愉快ではあるけれど、終局までに至る課程の中でいろいろ考えを転がすのは私は嫌いではない」と感じたのが自分としては収穫だったと思います。　まぁでも勝たなあかんわな。　実戦不足がやっぱり大きいとも思いました。焦らなければ十分に打てる感じはしたし。　とはいえこの日は夜に近所のウィーン菓子屋さん「Mausi」の二周年記念パーティーもありましたので、早く帰れると準備が楽でした。　いろんな職種の人が来ましたよ。ケーキ屋を始めとして、パン屋、手芸作家、絵描き、カメラマン、ギタリスト、茶人、花屋、、しかも外国人が多くて、やたら英会話の使用率が高く、そこだけ外国っぽい。　メインはMausi店主三好さんが特別に焼いたアプフェルシュトゥルーデルというウィーン風アップルパイ。（これは焼き立てでないとおいしく食べられないので、絶対に売ってくれません。京都ではウィーン菓子といえばココ！と言われる「モーツァルト」のよりおいしいよ、と友人に話した所、「どうしたら食べられるの？」と聞くものですから、ニッコリと笑って「常連になってパーティーに呼ばれないと食べられないのよ☆」と言っておきました。これでお客さん増えるかしら。）　そこで聞いたのは、京都以外から来てお店を開く人にとっては、最初は困難を感じるけれど、やりやすくはある、ということでした。京都は他の街と違って、「お仕事する場所」「生活する場所」「遊ぶ場所」がシームレスに混在する街で、それだけに潜在的なお客さんの層が広いらしいです。私は京都から外に出た事がないので、新鮮な話でした。　また、タウン誌に掲載されるのは一見いい宣伝のように見えるけれど、一時的に一見さんが増えるだけで、固定客獲得には繋がらないので、喜んでばかりもいられない、というのも意外な話でした。　滅多にダブルブッキングはしないのですが、なんやかやいって面白い一日でした。来年はせめて協和発酵杯では「かのか」を持って帰りたいなあ。焼酎は飲まないけど。　　　

2005年10月31日
私の中の天使と堕天使

　昔雑誌に出ていた「守護天使占い」によると、守護天使と堕天使は表裏一体でその人の誕生日によって決まっているそうで（多分その記事の様子では誕生曜日だと思います）、私の守護天使はカマエルという正義を司る天使らしいです。かなり好戦的らしいです。　で、表裏一体でアスモデウスという堕天使もついているそうです。このアスモデウス的要素は私に、「キレると見境なしに人を傷つける言動を徹底的にやってしまう」というおっそろしい性質をもたらすということです。火曜日生まれの人は気を付けて。　さて、自分でもそういう性質があるのだなというのに気をつけているので、普段はまあまあ押さえ込んでいるのですが、この間の水曜日に実は子供相手にやってしまいました。なんとかして、その子に自分で答を出して欲しいなあと思って説明しているのに、他の子に教えてもらった答えを持って来て、「合ってるかどうかだけ言ってくれたらいいんやん」といった態度だったので、ついにキレてしまって、「わかった。合ってる。」（少し間）「よくできました。」一瞬その子供が心から縮み上がったのがわかったので、後で自分でも「あーー・・・」と後悔する事しきり。来週来るかなあと思っていたら、今日は来週休講のために、補講があって、その子も来ていて、なんとなく最初きまずかったのですが、詰め碁を一緒に解いた時に、明らかに先週とは違う反応で一生懸命考えてくれました。　こっちの方が明らかに大人としてはデキてない行動だったのに、それでもまたついてきてくれるこの人たちの寛容さはなんなんでしょう、と思うとありがたくて仕方がありませんでした。　また明日から私の中の堕天使をできるだけ押さえ込んでいかなくては。　

2005年10月29日
碁打ちの世界

詳しくは言えないのですが、「碁打ちの世界は狭いねえ」と思う事がありました。ネット以外ではわりと普通の話ではありますが、ネット上での事が絡んだ事なのでかなりびっくりしました。いいお話でしたら書きますが、実はあんまりいいお話ではないので、とりあえずここまで。悪い事ってできませんねぇ・・・

2005年10月28日
あふれる仕事

　何なんでしょう。何でこんなにたまったんでしょう。と思うくらいにたまってました。　今日は点数表のチェックがメイン。点数カードには勝ったら１点プラス、負けたら１点マイナスの記入をしてもらうことになっていて、ちゃんと書いていたら、全体のプラスマイナスのトータルは必ず０なわけですが、自分が負けた時にはカッカとしているのか記入しない人が結構多く、その結果数カ月後には点数インフレが起こってしまいます。それで、毎日の分を一人一人書き漏れがないかチェックして、それから壁に貼った点数表に点数を書き写す、と。　かなり手間がかかります。でも理屈に合わない事が形に残るのが嫌なのです。　それが終わったら子供囲碁教室の詰め碁採点。これもその場でやってしまえれば子供達にしても効果的なはずなのになかなかできません。何かいい方法ないかなぁ。　しかしそれも終わればまたリーグ結果の記入がたまってる！なんですかこの細々した仕事の多さは！？またみつさんのブログ(http://pocketgoban.com/)にもこういうのがあって、ぎくっとしたことがあります。作業と仕事http://pocketgoban.com/mt/archives/000229.html　確かに私の毎日は作業ばっかりで仕事とはいえないものかもしれません。これで「仕事忙しかった！」というのはおこがましい。　しかしこんなに作業がたまるのはなぜなのでしょうか。振り返れば毎日のルーティンがちゃんと組まれていないからだと思います。点数表の記入と、リーグの記入、碁石拭き、この３つが毎日できていれば、そんなに困る事もないわけですが、どれもそれなりに場所が空かないとできない仕事なので、空くまで待つか、あるいは詰まる前にやるか、のどちらかできればいいわけです。しかし今回、場所が空いていなくてもとりあえず記入する準備だけは自分の机でやって、場所が空いた時にそれを写すだけでよいようにすればどうかと考えました。少なくともリーグ結果記入は今のところそれで作業がかなり楽になりました。次は点数表記入もそのシステムを使うとしましょう。

2005年10月24日
そらたね祭

新大宮商店街では三年前から「そらたね祭」というイベントが行われています。周辺の大学の学生で作られる「そらたね祭実行委員会」というサークル？イベント集団？主催で、商店街との協力のもとやっています。どこかの大学のサークルとかいう形ではないので、会議室や印刷機が借りられないといったいろいろ苦労するような面もあるようですが、学生さんの器用さとかセンスとか行動力、企画力には驚くべきものがあります。さて、今日はあいにくの天気で、商店街に人通りも少なく、ちょっと気の毒ではありましたが、うちの末の姪っ子は近所の休みの店のシャッター前で絵を描いている美大のお兄ちゃんお姉ちゃんに遊んでもらって御満悦でした。商店街の中でも協賛店は「商店街すごろく」というイベントで回って来た子供達にクイズを出したりするのですが、うちも下の金物でこんなクイズを出しました。Q．どろぼうがかぎを使わずにかぎを開けて家の中に入る事をなんというでしょうかA.1.ハイキング　2.ピッキング　3.ライオンキング1,3は楽しそうです。で、母と私ではどっちかというと私の方が子供あしらいが上手いという理由なので、今日は珍しく下の方の店で夕方まで店番をしていました。やっぱり下の店の仕事の方が好き・・・かも。

2005年10月23日
ビジネス的に棋力上達ビジョンを立てる

なんだかよくわからないタイトルになってしまいました。最近の個人的な投資熱のおまけとして、日経アソシエなど読んでいたら、突然なんちゃってビジネスパーソンぽく物事を考えてみるようになりました。えーと、ビジネスは短期戦略と中・長期戦略をしかも期限付きで考え、リストを作成して、優先順位を検討し、こまめにチェックして優先順位を検討しながら時には変更もしつつ進めていく事が重要みたいです。でもこれっていろいろな事に応用できそうです。株式しかり、主婦のオシゴトしかり、趣味しかり、ダイエットしかり。ということで、自分の囲碁の上達に関しても同じように短期・中期・長期で考えてみましょう。長期的な目標は、、五・六段になることで、これはまじめにやってれば誰でも必ずなれるレベルらしいです。でも私はせっかちなので、オバチャンになる前に達成したいです。黒木瞳がギリギリのラインと考えるとあと１０年くらいでしょうか。（立ててみたものの最初から厳しいか・・・？）これを基準にして考えると、今は１級だから、１０年で少なくとも五段上がらなくてはならないわけで、単純計算で行けば、１、２年ごとに昇段しなくてはならない・・・三段から向こうが上がるのが大変そうなので、最初の四年までに三段に上がっていなくてはならない。これが中期的目標でしょうか。だんだん憂鬱になってきましたよ・・ということは来年のうちに初段になるというのが短期的な目標ということになりますかね・・実現不可能でもないけれど可能とも約束しにくいような感じです。特に私は１級なりたてくらいの時に「君はこれから段に抜けるまでのトンネルが気の遠くなるくらい長い」という宣告を受けていますから、どうでしょうか。ちょっとは光が見えて来ているようには感じているし、これを抜けたら早い予感もあるんですけれどねぇ。といいつつ、こうやって具体的に目標を立ててみると、やっぱりわかりやすいですね。残った問題は初段になるために何をするべきか、ってことです。対局数を増やすのが早いとは思いますが。まぁ、付け焼き刃のなんちゃってビジネスパーソンの考える事なんてこの程度でございます。

2005年10月22日
男の通る道？

最近主婦の間では株がホットらしいのですが、実際自分の周辺でやってる主婦は見ていないなあ、と思っていると、お義姉さん、こっそりオリエンタルグループの株主でちゃっかりディズニーランドの株主優待券もらってたりするし！それはともかく、私は株よりむしろ投資信託の方に心惹かれるので、さしあたってはその資金作りのために株をしようかなあと株式歴の長いNさんに相談したところ、なぜか大喜びで、新聞の経済欄の見方まで教わってしまいました。レクチャー中、皆、「こないだまで中外製薬がおもしろかったでぇ」とか雑談が白熱しているのを見ると、どうも皆経験者っぽい。これで一つわかりました。「株式は男の通る道」私は男ではないですがが、とりあえず口座開設してこよう。

2005年10月21日
子供たち

　子供囲碁教室の日なのでその話を書くのかというとそうではなく、姪の幼稚園児（年長）とその友人（年中）の二人のお話。家が碁会所というメリットを最大に利用して、禁煙室に人がいない隙を狙って、二人で打っているそうです。といってもルールを把握していない幼稚園児のやることですから、碁なんだか何なんだか。交替で打つ、交点に打つ、囲んだら取れる、というのはかろうじて理解しているようですが、アタリの石を逃げない逃げない、というか逃げ方を知らないというのか。　とはいえ、幼女二人が仲良く碁を打っている姿は微笑ましいものです。今日はお客さまのおやつに準備された最中を見て「おいしそうやなぁ・・・」「食べたいなぁ・・・」と二人して「かわいそうな子」オーラを発して人々の心をつかんでいたようです。（結局後で余りが出たのでもらっていましたが、調子に乗ってもう一つくれという要求は却下されたようです。）　ごちゃごちゃ言って嫌になられたら困るので、私が見ている時は交替に打つのだけを気をつけています。兄の子供三人の中では一番この子が碁をやってくれる確率が高そうなので、気長にゆるーく続けさせたいものです。

2005年10月19日
あ、やられた。

　勝手にトラックバックしてきたのは囲碁ブロガー選手権、通称「わたいご」の発起人のお一人osamaさんのブログです。なんで「やられた」なのかというと、以前から、ちょっと「コスプレ碁会所なんかどうかしら」とか考えていて、それ用のコスチュームの一つに「メイド服」があったからなのです。（集めてるんかい！）　急にやるとびっくりされますので、一度さりげなく女子高生コスプレで（持ってるんかい！）店に出てみましたが、誰も気付きませんでした・・・友達と家人に話したら、どちらも非常に冷静に「やめとけ」と言いました。　まぁ、今はエプロン着用で店に出ていますから、ちょっとした奥様コスプレかもしれません。

2005年10月19日
耳がですな

　数年前に体調を崩した時からなのですが、耳が突然「大きい音シャットアウト！」状態になります。最近はそれもかなり少なくなったのですが、それでも今日のように気圧がなんとなく低い日には、耳に入って来る音がかなり苦痛になって、碁会所であるにも関わらず、石をガシャガシャ鳴らす音が耐えられなくなります。そういう時にはたいてい耳栓をすると軽減します。自分でもなかなか深海にいるような感じがして落ち着くので、相当頻繁に耳栓をしています。　もし私が耳栓をしていたら、まぁちょっとした持病みたいなものと思って、気を悪くしないで下さいね。ある程度の音をカットしているだけで、普通の声の会話くらいは聞こえてますので。

2005年10月15日
囲碁とガンダム

　受付土田はガンダム世代であります。しかも一年戦争の部分を再放送一回目で見ている、っていうと年齢がちょっとバレますかね。とりあえずまぁまぁ年季が入っています。もう、血であり、肉でありますから。だから２０代ちょいくらいの人がガンダムを熱く語っても「坊やだからさ」とニヒルになってしまうわけですが、今日意外なことに、Fさんの息子さん（中２）がけっこうガンダムマニアだということがわかりました。「その年じゃあ結局ヒゲガンダムかガンダムSEED世代でしょ」というとそういうわけではないようです。　で、明日教室に来たら「黒を持ったら三連星を張るのを得意な布石としなさい」と言うつもりです。　わかるかな、ガイア、マッシュ、オルテガ。　そんなわけで、ガンダムの台詞で碁を打ってる最中に使えるのは結構あると思います。「あえて言おう。カスであると。」「兄上も地にお甘いようで。」「やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞ！」「手慣れた打ち手だ。しかしそれだけに予測もしやすい」「なんて情けない手なんだろう！」とか、そういう言葉がなにげなく出て来ちゃう人がいたら、私はその人とすっごく打ちたいと思います。

2005年10月11日
七周年

平成10年10月10日は当サロンの開店した日です。オーナーが「覚えやすいから」とただそれだけで、この日開店しました。近所の廃業した碁会所のオーナーや小学校区単位の囲碁クラブのまとめ役さんたちから快くお客さまをご紹介いただいて、今思えばすごく幸運でした。オーナーも私も当時は碁は知らず、むしろオーナーの方がちょっと知っていたくらいでしょう。無謀なようでしたが、下手にいろいろ知らない分、いろんな所のいい所どりも自由にできたように思います。この七年の間にいろいろな碁会所が生まれては消えたことを考えますと、これまでやってこられたのは、うちにお越しになるお客さまがみないい方だからという他ありません。改めて、お客さまには感謝の言葉を申し述べます。今日のところはとりあえず大きな事はせずに、ケーキ＆コーヒーサービスにしました。これからも相変わらずまったりと展開するでしょう。多分。そういや昔Kくんが「ここはいわば禅寺で修行したいような気分になった時にくる店」とか言ってましたね（笑）なんだそりゃ。禅寺。

2005年10月10日
ブロガーによるネット碁会があるらしいです（乗り遅れ）

　BBSにgokichikさんが載せて下さったように、囲碁ブログを持つ人のネット碁をやるそうです。（大雑把な理解）既にあちこちの囲碁系ブログで見たので相当話に乗り遅れているかも。とりあえずトラックバックをしてみましたが、どこのブログを基点としていいのやら、トラックバックのやり方も何やらよくわかりません。ちょっと混乱状態ですので、トラックバック以降はいろいろ駆使して下さい。　私個人は参加はしないけど観戦できるならちょっとでも・・とは思いますが、何せ純粋マカーだから、システム的にできるのでしょうか・・未だにOS9番台使ってるしなぁ・・できるかぎりJavaアプレットでいけるところがいいなあ。　イメージとしてはYahoo囲碁の東西戦みたいな感じならよいなあとか考えたりします。あれなら観戦自由だし、囲碁きっずさんで強い人が解説しててくれたりするんですよね。ああいう別の盤で解説などがあるといいのかなあ。　賞品とかは別にいいんじゃないかなあなんて思ったりもします。以前趣味のＦ１の出入りのページで順位予想を競って、上位に賞品出すイベントを企画していた時、結局、賞品の調達とか、発送とかでぐだぐだになって尻切れとんぼになっちゃった経験があります。賞品を手に入れる資金をそのページのアフィリエイト収入で賄ってるページもあったけど、主催者の負担はできるだけ減らした方がいいと思う。協和発酵杯みたいに「日本一の初段」とかいったなんか誇らしいようなトホホなのかよくわからんタイトルを持つ事ができるようなことでもいいのじゃないかな、とは思うのですが。　とかなんとか言ってるうちに乗り遅れて気付いた時には終わっている、なんてことは十分にありそうな話。

2005年10月07日
月初めに大会が重なりますと・・・

　普通にしていても月末から月初めはやることがそこそこあります。点数カードの締め、碁会所通信作り。集中してサクっとやれば二日間程でやってしまうのですが、今回は日曜日の２級ー二段大会と重なって、そっちの方に気が行っていたので、ふと「今日１日やんか！」と、大慌てで点数カードの表などを作っていたりします。　なんやかんやで帰る時間までに明日の準備のうち碁石ふきができませんでした。原油価格の高騰とかエコロジー意識の問題もあって、できれば帰宅して食事後にまた店に来るのは避けたいわけで、結局明日早く来なくてはなりません。いよいよ折り畳み自転車かチョイノリ購入を検討しなくてはいけないなあ、と思い始めて来ました。原付の方が車よりはガソリン代かからないだろうしねえ。

2005年10月01日

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