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カテゴリ:日記
最近「保守本流」という言葉が独り歩きして話題になっているみたいですね。
民主党の菅代表代行は、「民主党こそが『保守本流』」と発言したとか。少し時勢 に取り残されていたためか、民主党の支持層には旧民社党系とか旧社会党系の 人たち、つまり革新系の人たちが、けっこういるのかと思っていたので、少しびっくり しました。 古新聞の山としばらく格闘して「保守本流」の大体の内容は分かってきたので、 今日は11月23日の読売新聞の「保守主義インタビュー」から、自民党元幹事長 の加藤紘一氏の文章を取り上げたいと思います。 同氏に聞けば、保守本流とは何かきちんと解説してくれそうな気もするのですが、 「保守本流という言葉には何の定義もない」と文章の前半でばっさり切っていて、 前述の菅氏の発言も、「あまり意味のない言葉だ」としています。さらに続けて 読んでみましょう。 「最近のナショナリズムの高揚を皆、右傾化と見ている」という文の後で、同氏は ナショナリズムを、「闘争ナショナリズム」「競争ナショナリズム」「誇りのナショナリ ズム」の三つに分類します。今のナショナリズムは三番目の「誇りのナショナリ ズム」であるとするのです。 「日本の文化や原点に誇りをもつ」ナショナリズムであり、安全だと。 同氏の結論によれば、今後の政策は「左」側(民主党?)では、アジア外交重視、 行き過ぎた市場経済にブレーキであり、「右」側(自民党?)では、アジアで日本の ナショナリズムを誇示し、民間(市場経済)重視となるのではと推論しています。 以上の理論で一つだけ分かりにくい点があります。例えば自民党が「右」側の 政策を取っていくと仮定します、日米同盟重視、勝ち組理論、市場主義、そして 氏の言う「誇りのナショナリズム」が広まっていくとします。 ここで「左」側の政策は不採用、行き過ぎにブレーキをかけることがなく、今の 格差社会はさらにエスカレートし、片やヒルズ族、方や町に溢れるホームレス となるのでしょうか? お金持ちが「能」だ「歌舞伎」だといっても、町の反対側でホームレスが大量 発生していたら、ナショナリズムというよりは「鳥獣戯画」です。再チャレンジという コンセプトも出てきていますが、「右」側でもブレーキまたは格差を少なくする 政策、アイデアをどんどん出していってもらいたいものです。 P.S. 以上の文章は「狂言」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.25 17:37:53
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