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テーマ:ニュース(99933)
カテゴリ:日記
昨日の新聞に掲載された民主党代表代行の菅直人氏の文章「民主党こそ
『本流』」について書きたいと思います。まず簡単に要約します。 菅氏によれば、吉田茂、池田勇人両政権のように、軽武装、経済重視で国民を 豊かにするのが「保守本流」となります。安部首相は国家・国粋主義で、国家の 威信的なものを強く求めようという岸信介政権に近い考え方であり、これを同氏は 「保守亜流」と呼びます。さらにこの「保守亜流」の人たちは、戦後体制は間違って いたと考えているから「革新」であるとも言っています。(これは私の理解を超える ロジックですが、そう書いてあります)また、弱肉強食的な政策をとるので、格差 は広がる一方だとし、いまや民主党こそ「保守本流」であると述べるのです。 今時代は2大政党制の時代だと言われています。その片方が「保守亜流」であり、 もう片方が「保守本流」であるとすると、あまりに国民の選択の幅が狭すぎると思い ますが気のせいでしょうか?私の理解していた2大政党制とは、自民党と民主党が 互いに背反関係にあるような2大政策、マニフェストを持ちよって選挙に臨み、 自民党が中道から右派の票を集め、民主党が中道から左派の票を集めて、国民 の信を問うというものでした。民主党が自らを「保守本流」というのは、以上のような 基本を根底から覆してしまうことであり、一有権者として理解に苦しむところです。 もしかすると、自民党の中で菅氏の言う「保守亜流」派と「保守本流」派の間の 確執が大きくなってきたのを聞きつけて、民主党が上記の「変な理論」をひねり出し、 あわよくばという感じで、「保守本流」とか郵政造反組議員の取り込みを謀っている ってことはないんですかね?ともかく今回の「保守本流」の一件は、理論派の人間 にとって一線を越えてしまっているので、一筆執ってみました。 P.S. 「保守亜流」はいわゆる「改革」派、「保守本流」はいわゆる「守旧」派です よね? P.S.2 民主党が立ち上がったときに、2大政策なき2大政党制みたいになって、 国民の1票の価値が限りなくゼロになったらやだなと思っていました。 宝くじは全然当たらないのに、こういういやな予感は結構当たるのは なぜでしょう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.26 16:33:56
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