|
テーマ:ニュース(99930)
カテゴリ:日記
「ライブドア事件」と「近未来通信事件」の違いが何かといえば、前者が「会社」
の「犯罪」であるのに対し、後者は「犯罪者」が作った「会社」だということです。 厳しい人は同じだと言うかもしれませんが、、、ともかく28日の読売の紙面から 読んでいきましょう。 総務省の立ち入り検査を27日に受けたIP電話会社「近未来通信」(東京都 中央区)は、投資家への配当に別の投資家からの資金を充てる゜自転車操業゜ を繰り返してきた。既に配当が滞り、経営陣も社長を除く全役員が辞任。約 2000人とみられる投資家の間では、「事業は架空だった」として、同社を提訴 したり、警察に相談したりする動きが急ピッチに進んでいる。 電話会社なんだから、普通に考えれば主な収入は電話利用料から来るもの なのに、収入のほとんどが投資金から来ていたという。小額の電話料収入と 投資金をぐるぐる回す゜自転車操業゜、この組み合わせが今回の事件のポイント だと私は考えます。゜自転車操業゜だけだと、「ねずみ講」などの詐欺商法の一種 と断定され厳しく糾弾されますが、小規模でも電話会社として活動することに よって、詐欺集団の「とんずら」を会社の「破産」に見せかけることができると 考えたのでしょう。8月末くらいから表ざたになって投資金が集まらなくなり、 配当が払えなくなって今回の騒ぎとなったということですが、それも計算のうち でしょう。 読売の記事は関係者の証言として、「売上高の9割近くは投資金で占められ、 利用料は1割にも満たなかった」と伝えています。また、TBSの「報道特集」 では匿名の元社員の証言として、「年収1000万円以下の社員はいなかった」 と伝えています。これらの証言自体は本当のことだと思いますが、私の推理 では、この人たちもまた詐欺集団の一人であり、退社していようがいまいが、 依然として一芝居打っています。社員(?)たちは上層部にだまされていたと印象 づけたいのでしょう。 この詐欺集団は、集めた投資金から「給料」として、多額の金をポケットに入れて います。おそらく現在の状況を見越して、さらに多額の資金をどこかに隠し持っている と考えるほうが普通でしょう。総務省か警察かは別にして、金の流れの解明が待 たれます。既に裁判沙汰になっているようですが、裁判のポイントはこの詐欺集団 を「会社」と認めずに、支払われた給料も含めて投資した金額の全額返済を求めることだと思います。会社と認めてしまうと、給料や経費で多額の金が消えましたという 言い分を認め、大金を握った詐欺師たちを野に放つことになりかねません。 P.S.こんな「会社」が10年近くも普通に営業してたんですね、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日記] カテゴリの最新記事
|