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2006.12.03
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カテゴリ:日記
「もし、日本が他国から武力攻撃を受けた場合、アメリカは日本を軍事的に助ける
のか?」とか、「日本が安保を止めたいと思ったら、米軍は本当に日本から撤退
するのか?」といった問いはよく耳にしますが、ずい分長いことこの問いだけが
あって、きちんとした答えみたいなものは一向に示されないままという気がします。
どういう事なんでしょうか? 

 2日の読売新聞2面は「日米安保 『役立っている』66%」という小さな記事を
掲載しました。読売新聞社と米ギャラップ社が毎年実施している「日米共同世論
調査」で、日米安保が「役立っている」と答えた人が66%に上るという。
 在日米軍の兵力も、「現状維持」の46%が「削減」の35%を大きく上回って
います。記事は、「北朝鮮のミサイル発射や核実験が日本の安全保障にとって
重大な脅威となっていると感じる人が増えたためと見られる」と分析しています。
 比較的安保に批判的で、平和主義的だった人たちも、一連の北朝鮮の行動に
不安を感じて、安保肯定に変わってきているって事ですよね。

 日本人が安保を肯定することと、米軍が有事に日本を守るかどうかは別問題と
思えますが、とても素朴で基本的な疑問なので答えが欲しいところです。
 おそらく、本職の自衛隊とか在日米軍の内部では、机が擦り切れるほど議論
されているはずなのですが、軍のすることなので、自然と情報は外に出てきま
せん。
 しょうがないので、民間人も軍人がやるような仮想実験のまね事をしてみること
にしましょう。まずは、今出てきた北朝鮮です。仮に日本と北朝鮮が戦争状態に
なったとします。アメリカは助けてくれるでしょうか?、、、、
、、、、
、、、、大丈夫そうですよね?今の状況から考えて98%くらいの確率で米軍は
日本を助けてくれそうです。よかった、よかった。
 ということで次です。では、相手がロシアとか中国だったらどうでしょう?これは
困ったことです。相手も強国なので、いくら米軍といえども、戦うには覚悟がいり
ます。しかし、やはり現状からいって、米軍が中国側、ロシア側につく可能性は
なさそうです。
 もう少し考えてみましょう。仮想敵国がお隣の韓国だったらどうでしょう?そんな
ことはあり得ないという人もいるかも知れませんが、日本と韓国の間には領土
問題もあるんだし、元々仮想実験なので続けていきましょう。
 問題は韓国も日本と同じようにアメリカの同盟国だということです。戦争になった
らアメリカはどうするんでしょう、、、?
 客観的に考えるならば、おそらくアメリカは90%くらいの確率で、どちらにもつか
ないでしょう。中立です。残りの5%ずつは日韓どちらかにつく可能性です。
 こういったアメリカが同盟に反して戦ってくれない状況は他にも考えつきます。
例えば、アメリカの隣国カナダと日本が、なにかの拍子に交戦状態になったら
どうなるのか?日本はアメリカの同盟国ですが、アメリカには日本「異質」論の
ようなものがあり、そういった意味では明らかにカナダの方が「同質」な訳です。

 結局言いたい事は、日本がアメリカに敵対的な国と戦うときには、アメリカは
信用できそうだけど、アメリカに友好的な国と戦うときには、100%では信用でき
ないという常識のような事なのです。日本とアメリカは異なる2つの国家ですよ
という事です、結局。
「約束は破るためにある」という言葉がありますが、条約も約束の一種であって、
破られる可能性はいつでもあります。日米安保が条約なら日ソ不可侵条約も
条約であったというわけです。日米安保と日ソ不可侵条約を同列に扱うのは、
日本人、アメリカ人の常識に反しますが、理論的な可能性を述べてみたまでです。 

 一時期、自衛隊を議論するときに「自己完結」という言葉が多く使われた事が
ありました。なにしろ国防問題ですから、100%でないと困るわけです。少なく
とも、自衛隊の上層部と国の政治家は、常に自衛隊単一での戦闘を頭の中では
想定していて欲しいものです。もしかするとという事で、、、

 以上のように論じてくると、じゃあ米軍は何のためにいるのか?という疑問が
湧いてくると思います。それが普通だと思います。米軍の「意図」が100%で
ないとすると、米軍の「存在」はどれほどの価値があるのか?これも仮想実験
した方がよさそうです。
 米軍基地に対して「未確認飛行物体」が接近して来たとします。レーダーが
これを発見し、戦闘機がスクランブル(緊急発進)をかけます。米軍に「日本人
を守るという意図」がまったくゼロだったとしても、米軍基地に接近することが
非常に困難なことは明白です。米軍基地が密集する沖縄県は、軍事的に非常に
重要な拠点ですが、仮想敵国がどこであれ、アメリカ人の意図が何であれ、
上陸することすら不可能と考えるほうが当たっています。
 このような、意図に無関係な効果、「抑止力」には常に頼ってもよさそうなので、
米軍存在の第一義は、この抑止力だと考えるべきでしょう。もちろん、アメリカの
意図が「善意」で「友好」であるに越したことはないのですが。

 さて、日本人が望めば米軍は日本から撤退するのかという疑問ですが、私は
イエスだと思います。共和党がイヤな顔をするかも知れませんが、それはあくま
でも副次的な要素に過ぎません。それよりも問題は日本の民衆の意思です。
冒頭で「日米安保 『役立っている』66%」と紹介しましたが、日米安保を廃止
するには、かつての日米安保反対運動よりも大きな民意の高揚が必要です。
数字的には全国民の3分の2の反対が必要と思われますが、現実的には
ちょうど反対の結果が出ているようです。少なくとも今後10年くらいは安保の
是非を問うような論調さえ出てこないかもしれません。「右傾化」というやつですね。
 安保の廃止に抵抗するもう一つに、日本の経済的事情があります。直近の
話題で、日本の政府が税の増収を追加の歳出に振り分けずに、国債の発行
を抑え、また消費税の論議は先送りにするという事がありました。日銀は利上げ
をしたいけど時期を待っているということですよね。こういったビミョーな経済政策を
練っている政治家の多くは、安保廃止のようなドラスティックな方針を反射的
に拒絶するかも知れません。米軍と同程度の兵力を展開するには、何兆円では
効かない予算が必要なのです。
 安保を廃止するとすれば、こういった政治家の思惑をも振り切るだけの民意の
高揚が、どうしても必要という事になります。






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Last updated  2006.12.03 15:09:32
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