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テーマ:今日のニュース(1443)
カテゴリ:日記
私が子供の頃ですから、もう30年くらい前の話なのですが、道路行政に関して
こんな話を聞いたことがあります。実際に実行されることはなかったので「伝説」 のような話なのですが、「首都高速はその債務が返済されたらタダ(無料)になる」 という内容でした。私が子供の頃だったので、詳しい内容までは知らないのですが、 おそらく政治家の公約か何かだったのでしょう。 現実には首都高速の料金がタダになることはなく、余剰金(?)はタコ足のように 伸びていく新しい道路の建設に使われていき、この話は本当の「伝説」になって しまったのですが、30年前の「伝説」がなぜか復活してしまったようです。 今NIKKEI NETを眺めていたら、ちょうど関心を持っていた道路特定財源に 関する記事が載っていました。見出しは「道路特定財源、来年度余剰分3000 億円は道路関連に」でした。 記事によれば、本四架橋の債務返済が終了することにより、来年度予算では、 5100億円の余剰が発生する見込みだという。与党内での綱引きみたいな論議を 無視して結果だけ見てみると、3000億円前後は高速道路料金引き下げなどの 道路関連予算に充て、残りの約2000億円は一般財源とするという。 最初に書いたように、「古い自民党」の体質では、この余剰金は全て新しい 道路の建設に使われてしまうので、3:2みたいな玉虫色の結論でも評価しないと いけないのかも知れませんが、自民党内の道路族との綱引きで剰余金から 3000億円も抜き取られ、過去の忘れられていた「伝説」である高速道路料金の 引き下げなんかに使われてしまうのは納得いかない気もするのです。 「道路」より「国」というモラルを、派閥のためには「反自民」的行動でも平気で 行う道路族に言っても無駄かも知れませんが、今回の問題で「ちょっと古い 自民党」が国民と野党の非難の的になったことは否めません。安部総理は温厚 そうに見えるので、言うことを聞かない道路族を「非国民」扱いして、選挙で「刺客」 を送りこむようなことはしないように見えます。別に「刺客」でなくてもよいのですが、 改革には常に痛みを伴うという経験則がありますので、人に言うことを聞かせる 何らかの「方策」は必ず必要になってくると思いますが、どうでしょう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.11 11:16:53
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