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テーマ:今日のニュース(1443)
カテゴリ:日記
12月8日の読売新聞の1面に「山梨・山中湖村 29億円事業 虚偽申請 ―
基地周辺対策 建設根拠データ操作」という記事が掲載された。私も8日の日に この記事をコーヒーを飲みながら読んでいた。ただこの時は、降雨時の流水量の データが4.5Km離れた場所の虚偽データであることに主眼が置かれた報道 だったので、事件の動機がイマイチ分からずに読み飛ばしていた。 今日の朝方YOMIURI NETを読んでいたら、この事件の関連記事が出て いて、ようやく事件の全貌が見えてきた。 「山中湖村の調整池関連工事、前村長親族企業が複数受注」という見出しの 記事によって、「なぜ」流水量の虚偽データが使われなければならなかったのかが 説明されるのです。記事の一部を抜粋しますね。 、、、このうち、6工区に分けた排水路工事は指名競争入札で行われ、高村朝次・ 前村長の二男が現在は社長を務めている「タカムラ建設」を含むJVが、2001年 8月に7927円(落札率97.1%)で、02年11月には3億6015万円 (同97.6%)で落札。04年2月に行われた調整池の指名競争入札には、 ゼネコンと県内業者2社の組み合わせによるJV5組が参加、タカムラ建設を 含むJVが、15億8655万円(同97.5%)で落札した。 さらに、排水路と調整池の工事では、二男が社長を兼務する「タカムラ生コン」が 下請けで業務を請け負っていた。 この記事をざっと読めば、虚偽データによって不正に公共工事を作り出し、 さらに談合によって工事を親族会社に受注させる構図が浮かび上がってきます。 最近、知事による談合や汚職がテレビや新聞を賑わせ、国民にショックを与え ていますが、小さな村を舞台とするこの犯罪もそれらに勝るとも劣らない内容の 事件になりそうです。これを、前村長を中心とする巨額詐欺事件の一種だとすると、 被害者は国であり、さらに談合を加えた複合犯罪に発展する可能性を考えると、 悲しいという感覚を通り越してしまいますよね。すでに会計検査院が乗り出して いるそうですが、、、 記事によると、公私混同との批判に対して、前村長は「言いがかりで、そんな ことを言ったら何もできない」と反論したというが、「最初からやらなくて良かった んですけど」と言いたいのは私だけだろうか? P.S. 国の金を掠め取る「太い」事件に見えますよね。最近、少年犯罪に厳罰 主義が適用されています。私も支持しています。しかし、日本は「美しい 国」ですので、政治家の犯罪にも厳罰が適用されるんですよね? P.S.2 こんな事件を起こされたら普通の村民はたまらないですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.13 13:15:44
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