等々力善福の雑文書いてます

　昨日の読売新聞に「２００６年　読者が選んだ　海外１０大ニュース」というのが
載っていた。

１位　北朝鮮が核実験実施
２位　ジャワ島地震で死者約６０００人
３位　北朝鮮がミサイル発射
４位　冥王星、太陽系惑星から除外
５位　米中間選挙で民主党勝利
６位　フセインに死刑判決
７位　ニューヨーク原油が７７ドル突破
８位　鳥インフルエンザ死者、通算で１００人突破
９位　元露ＦＳＢ中佐、英国で殺害
１０位　インドで列車同時テロ

　１位と３位は北朝鮮関係、地理的に隣接していている上、ミサイルは日本の方向
に飛んできたし、6か国協議に参加していることもあり、海外というよりは当事国と
しての関心が高いということか。
　２位のジャワ島地震は、頭の中で２００４年１２月のスマトラ沖大地震（死者、
行方不明者２３万人）とゴッチャになっていた。２００６年は5月（死者５，８００人）
と７月（死者６００人）に２回の大地震が起こっている。頭の中を整理しておかなく
ては、、、
　記事は、日本も地震国であるということで関心が高いのではないかと解説して
います。日本（ジャワも）はもともと地震などの火山活動で出来た国なので、将来も
地震を免れることは出来ません。あたりまえですよね？耐震偽装事件なんかは
もっと批判しないといけないのかも。
　ジャワの被災地の写真を見る限り、家の瓦が重そうですよね。普段は強烈な
日差しによる熱から島民を守ってくれるんでしょうけど、、、
　４位の冥王星ですが、冥王星が惑星であるかないかを決められる人たちがいる
のが不思議な感じでした。冥王星が惑星だったら、次々に見つかる小惑星は
どうなるんだという科学的なものの考え方は分かります。でも科学的な定義と
コンベンショナル（慣習的）な定義が共存していても別に構わないと、個人的には
思うのですが。
　５位から７位は、アメリカがらみの中東情勢という感じで、頭の中でまとまって
います。北朝鮮問題もこのイラク問題も２００７年の海外ニュースに持越しです
よね。
　８位は、日本ではしばらく沈静化しているみたいですね。突然変異で強力な
ウィルスにならないように祈りましょう。
　９位の暗殺事件は謎の多い事件ですよね。いろいろ報道されてますが、
どう説明されても分からない感じです。
　１０位のテロ事件はインドとパキスタンの間の紛争と関連付けられて報道されて
います。

　海外では、全体的に暗いニュースが多い２００６年でした。しかも読んでみると、
単発の事件、事故よりも、未解決のまま持ち越しになった問題が多いようです
（北朝鮮、イラク、印パ紛争など）。最近あまり使われなくなった「激動の」という
形容詞がありますが、来年も今年と同じような激動の２００７年になりそうです。

Ｐ．Ｓ．　このままでは読者に失礼なので、追伸にて「良い年」を祈っておきます。