|
テーマ:ニュースを読む(56)
カテゴリ:政治
今日の読売新聞社会面に、こんな記事が載っていました。
議員定数削減「同調するな」 自民都連、59総支部長に要請書 「有権者の目厳しい」現場反発 記事によると、自民党東京都連は都内の59総支部長に対して、市区町村 議員が議員定数の削減案に同調しないように要請していたという。 その理由というのが面白い。「統一地方選を目前に定数削減の動きが見られる」、 「公認・推薦候補を決定した後で、定数削減が行われるのは選挙対策にも 好ましくない」と書かれているとか。 これに対して、現場の自民党議員からは、「市民から理解を得るのが難しい」 という声が上がっているという。 記事は、結論の代わりに2人の大学教授の対照的な意見を掲載して、締め くくっています。 「議員数が多いか少ないかは住民が判断すべき問題で、都連が一方的に要請する のはおかしい」 「やみくもに議員数を減らしたのでは、『議会はいらない』ということになりかねない」 大雑把に解すると、前者は市民側、現場側の意見であり、後者は為政者側、 上層(中央)部側の意見だと考えられます。上層部は「選挙対策のために」 定数削減に反対しろと言っていますが、現場は選挙対策にならないどころか 逆効果だと反発しているのです。 素直に記事を読むと、現場の自民党は有権者を恐れるが、上層部になってくると 自民党も有権者を恐れなくなってくるという感じを受けるのですが、どうでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.29 17:05:47
コメント(0) | コメントを書く
[政治] カテゴリの最新記事
|