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カテゴリ:ニュース
最近、殺害後に死体をバラバラに切り裂いてしまう事件が相次いでいます。
渋谷区の短大生や外資系社員の殺害事件だけでなく、茨城県の河川敷でも 遺体が見つかったとか。 気味の悪い事件なので、キーボードを打っていても気分が悪いのですが、 同じような事件が頻発するなら、その背後には何かしら社会的な現象が あるのだと、私は予想するのです。 心理学や法医学は、個々の事件を技術的に分析し、解明してくれるかも 知れませんが、なぜ社会現象になるのかを説明してくれません。この原因は どこにあるのでしょうか? 私の推測する範囲ですが、個人主義の時代に「公私」の「私」の部分が拡大する 中で、他人を人間として尊重する文化が衰えてきているのではないか?そのため、 昔はそれほど多くなかった偽装のための遺体損壊が、多発するようになったのでは ないか?と思うのです。 もちろんそれだけでは、今回のような異常犯罪事件は起きませんが、、、 こういった問題への視界を広げてくれるのは、案外、日本伝統の「鬼」という 概念かも知れません。「誰の心にも鬼の一匹くらいは棲んでいる」というセリフを、 テレビか何かで聞いたような記憶があります。棲んでいたら困りますよね? また戦時中の中国人は、日本人のことを「東洋鬼子」と呼んでいたらしい のですが、東洋の鬼と呼ばれるのも不本意なことです。 理想的な日本人は、心の闇に棲む鬼を払わなければならないのでしょう。 もうすぐ節分の季節です。日本の慣習がそう教えるのだと、私は思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.17 13:08:25
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