等々力善福の雑文書いてます

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• この後どうなるんでしょう？

  　今日の読売新聞の１面記事は「フセイン　死刑判決」でした。　アメリカ中間選挙の直前なので、前評判で比較的劣勢な共和党政権が、イラク戦争での成果を強調するためにこのタイミングを選んだというもっぱらの噂ですが、それもひどい話ですよね。　最近アメリカ国内にも反戦ムードが高まってきて、共和党なら戦争続行、民主党ならイラクからの撤退というトーンで選挙戦は進んでいるようです。問題はいつ撤退（引き揚げ）するのかという事だと思います。　イラクの現政府が、現在アメリカの後ろ盾でもっていると仮定すると、アメリカ軍が撤退してしまえば、すぐに瓦解して内戦状態になります。これを避けるために、イラク政府の基盤が安定するまで駐留し続けるとすると、莫大な戦費と多数の死傷者が出続けるというわけです。　このいつ（ｗｈｅｎ）という問題は、アメリカの議会選挙と大統領選挙に連動しているみたいなので、世界中のみなさんと一緒にこれを注視していくつもりですが、さらに深刻なのがその後ですよね。この辺りって、アメリカとかロシアみたいな大国にとっては、鬼門みたいなもんなんですかね？/061106backnumber/

  2006.11.07

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• 石原都知事は最近調子悪いんですか？

  　「気の利いた歴史書でも読めばいいんだ」って確か言ってましたよね、プレスかなんかの発表で。いいかげんです、都知事なのに。　このブログでも１１月１日「笑えないジョーク」で取り上げた未履修の問題です。受験をひかえた高校生たちが、これから５０時間とか７０時間の補修を受けなければならないわけですが、それではかわいそうだから感想文でも書かせてチャラにしちゃいなよという事でしょうか？　でも歴史書の選定は気をつけなくてはなりません、ツキディデスとかヘロドトスとか司馬遷だったら２浪コースですから。　この前「日の丸、君が代」問題で都側が敗訴、教員側が勝訴しました。個人的には、日の丸が国旗、君が代が国家を支持しているのですが、なんか判決の内容を聞いていて気分がよかったのは私だけでしょうか？日の丸、君が代問題については日を改めて書きたいと思いますが、裁判官には私から「肩に桜吹雪賞」が出ています。いらないか。　調子の悪さはこれだけに止まりません。「太陽の季節」の記念碑にペンキの落書きがされたときにも、何か辛気臭いコメントを言っていたと思います。もしかして偽者ってことないですかね？「暴れん坊将軍」みたいに、新宿東口から歌舞伎町に行く途中にある立ち食いそばやかなんかで、本物が「あの政治家はつまんないこと言ってるねー」とか言ってる可能性はないのかな？　手元に三島由紀夫の「小説家の休暇」というエッセイがあるので、引用してみると、 　ところで最近私は、「太陽の季節」という学生拳闘選手のことを書いた 若い人の小説を読んだ。よしあしは別にして、一等私にとって残念で あったことは、こうした題材が、本質的にまるで反対の文章、学生文学 通の文章で、書かれていたことであった。　世界のミシマがほっとかないでこういう言及をするのだから普通は期待しちゃいますよね。現実には、ミシマと似た存在に全然近づいていってないのか（？）。日本刀もって市ヶ谷駐屯地に突入するには太りすぎだし。　最後に「本物」の石原都知事はペンキの落書きに対してどうコメントするでしょうか？ 「最近の若いもんは躾がなっとらん！モラルを知らんよ！プンプン！」/061105backnumber/

  2006.11.07

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• どっちなの？　２

  　昨日の続きで携帯電話の話です。しばらく前の携帯電話のコマーシャルで、レトロなSFっぽいビジュアルで、登場人物が妙にでかい無線電話みたいのを持っていたやつ、覚えていますでしょうか？私はどこの会社かも忘れてしまいました。　ともかく、現代の携帯電話は昔の人間の想像力を超えていることを印象づけているコマーシャルでした。別にそのことに異論があるわけではないのですが、昔の人間の想像力を超える問題点も持っています。「圏外」です。 　ドイナーカ星での戦闘にも終止符を打つときが来ていた。ビレッジ 少佐は、すばやく壁際に背中をつけ敵の死角に入ると、荒い息を 整えた。しかし、休む間もなく追っ手のグランサン星人の足音が、 ひたひたと迫ってきている。そうだ、第二小隊のテンプル中尉を 呼ぼう！未来技術により親指大まで縮小した携帯電話ＦＯＭＡ－ ９１０３を胸ポケットから取り出すと、ビレッジ少佐はディスプレイを のぞきこんだ。「けっ、圏外？」　こんな事はあるはずもありませんが、ともかくユーザとして圏外はいただけませんよね。携帯電話はまだ日本全国をカバーしていないし、都会でもビルの中などで通じない場所があります。これでは携帯電話が固定電話を完全に置き換えるのは無理そうです。もっとも携帯電話の普及によって電話ボックスの姿が街から消えつつありますけど。　基地局が日本全国津々浦々に配置されないと、圏外はなくならないわけですから気が遠くなるような話です。　消費者の視点とか低コスト体質とかについてぼんやり考えていたときに思いついたのですが、へき地の基地局って２社とか３社で同じものを建てられないんですかね？　きっと中身なんてほとんど同じものだろうし、共同でやる枠組みさえきちんとあればできそうな気がするのですが、、、。結局そのコストはお客さんが払ってるんだろうし。　どっちなの？という題名で書き始めましたが、結論は特にありません。ただ、消費者向けサービスなので、裁判官はメディアではなく、また携帯会社でもなく、当たり前ですが雑文書きであるはずもありません。ずぼらな人は、筆者も含めて、消費者、ユーザの動向だけながめていれば十分でしょう。　/061104backnumber/

  2006.11.07

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• どっちなの？

  　久しぶりに週刊誌を２冊買いました。「週刊ポスト」１１月１０日号と「週刊文春」１１月９日号。ぱらぱらめくって読んではみたのですが、よく理解できない記事があったのでちょっと書いてます。　携帯電話のナンバーポータビリティの記事です。ナンバーポータビリティによって電話番号を変えずに３社の携帯会社を変えられるようになったってことぐらいは私も知っています。記事の見出しと結語をそれぞれ見てみると、「週刊ポスト」の見出しは 開戦前夜の「奇襲作戦」に業界激震　孫子の兵法、結語は　 とは「孫子の兵法書」 で知られる古代中国の兵法家・孫武の言葉だが、MNPという戦場で「２１ 世紀の孫子」の戦略は成功するのか―、です。　一方、「週刊文春」の見出しは 「ポータビリティ」大混戦！孫正義　ソフトバンク社長「ケータイ￥０」は いつものペテン、結語は 孫氏のペテンもいよいよ正念場を迎えた、です。　これっていくらガーリーな週刊誌の記事だとしてもひどすぎません？孫社長が孫子なのかペテン師なのかどっちかにしてもらいたいですよね。でないと、映画「２００１年宇宙の旅」に出てくるコンピュータＨＡＬ９０００のように、私の頭は混乱してくるんですけど。　ところで、「算多きは勝つ」という孫子の言葉が引用されています。システム処理能力不足によって受付業務を停止したソフトバンクに、この言葉が適用されているのは納得いきませんが、手元に岩波文庫の「孫子」（金谷治　訳注）があるので、私も引用してみましょう。　 　およそ戦闘というものは、定石どおりの正法で―不敗の地に立って― 敵と会戦し、状況の変化に適応した奇法うち勝つのである。 ―　勢篇第五　―　あくまで基本は正法であるけれど、期を見極めた後に、これに奇法を混ぜ合わせて勝利を勝ち取りなさいと孫氏は教えるのです。ドコモのようにキノコが生えるまで正法（まっとうで常識的なビジネス）の上にあぐらをかいているのも問題ですが、 奇法を連発するのもペテン師のそしりを免れません。　今後を占うポイントは、ソフトバンクの低価格路線が正か奇かということだと思います。当然ながら、会社に低コスト体質がともなっていなければ、低価格路線は続けることができません。低価格路線は単なる奇策、人寄せ、引きとめにすぎなくなります。公共性が高い産業ですので、基本がまっとうで常識的なビジネスであることは言うまでもありません。P.S.　あまり関係ないかも知れませんが、今週の週刊文春のガーリーな記事「原色美女図鑑」は、ａｕのコマーシャルに出ている仲間由紀恵さんでした。※ガーリー　英語で「若い女の写真を見せたがる」の意。/061103backnumber/

  2006.11.07

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• ガンビーは今知事ですが

  　日本シリーズは日本ハムファイターズが勝ち、ワールドシリーズはカージナルスが勝ち、西武ライオンズの松阪投手は大リーグ行きが決まったそうです。　歳月の経つのは早いもので、私が子供のころ今から３０年くらい前には、日本ハムのチケットってただで貰えるようなものでした。今では考えられませんが。また今から２０年ほど前には、ちょうどサッカー人気とかJ リーグ人気とかで、野球関係者があおりをくってのプロ野球の衰退を本気で心配していたものです。　しかし実際に今日にいたってみると、プロ野球全体には確かに停滞感はあるものの、別にサッカーに人材を取られたからではないようです。若手の選手の能力が如実に分かるほど下がっているようには見えません。それよりもむしろ、今回の松坂投手のようなスター選手を大リーグに次々と引き抜かれてしまうこと、一番の上澄みをすくわれてしまうことに問題があるようです。　一方で韓国や台湾に目ぼしい選手がいれば、日本野球も同じようなことをやっています。よく言われているように日本野球を３A に例えるなら、韓国、台湾野球は２A というところでしょうか。このどちらかと言うと垂直的（バーティカル）な構図、構造をじっとながめているとあることに気がつきました。　要はアメリカを中心とする「同盟国」の構造にそっくりで、それ以上には広がっていないのです。スポーツであるはずの野球が政治、経済の構造と同じになっているのはあたりまえなのでしょうか？　日本のサッカーは最近安定してワールドカップを戦えるレベルにまで到達しましたが、サッカーの世界は野球と対照的な構造になっているようです。ブラジルとドイツのどっちが上かとか、スペインとイギリスではどっちが偉いとかそういうことではなく、並行的（パラレル）な構造です。またプロのリーグ戦とワールドカップの間にはきちんと仕切りがあるのも魅力です。　もちろん、アメリカの野球、アメフト、バスケットボールは巨大なショービジネス、つまり経済に直結しているので、普通のスポーツとは同列にあつかえないのかもしれません。しかしだからといって、野球が「普通のスポーツ」として成功していないことの説明にはなりません。　　わたしも子供のころ少年野球をやっていたし、そうでなくても、私たちの年代はボール１個あれば三角ベースでも何でもできたものでした。野球が普通のスポーツとして成功するのは遠い未来のことかも知れませんが、その可能性は信じています。　しばらく前に野球がオリンピックの種目から外されましたが、そこにも政治的な意図を感じたのは私だけでしょうか？　最後に映画のラストシーンを引用して終わりにしようと思います。昔VHSで録画したテープの中にあったのですが、映画の後半がなぜかなくなっていました。またうろ覚えです。「レッドブル」というアメリカ映画のラストで、シュワルツェネッガー扮するソビエトの刑事がアメリカの刑事と時計を交換しあった後に言います。「俺たちは政治家ではない、いがみあう必要はないんだ」※ガンビー　英語で「さえないやつ」の意。映画のセリフより。/061102backnumber/

  2006.11.07

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• 笑えないジョーク

  　いじめ問題と並んで世間を騒がせているのが、必修科目の未履修問題です。これは、日本全国にある数百校の高校、中でも受験に熱心であると巷では思われている高校が、受験科目に関係ない必修科目を生徒に履修させないまま卒業させていたという問題です。手口的には、地理しか受験しない生徒には地理だけを履修させて、その地理の成績を実際には未履修の世界史などに付け替えたということです。　しかし、全国のこれほど多くの高校がほとんど同じような、言わば悪事に手を染めていたのは偶然なのでしょうか？普通に考えれば、これだけの数の学校がまったく別々に独立に事を運んでいたとは信じられません。高校教育という業界の中では、このことはきっと公然の秘密とか暗黙の了解になっていたのではないか。それが何かのきっかけで突然メディアに浮上してしまっただけではないかと疑いたくもなります。　この一連の報道を見たり聞いたりしているうちに、頭の中に二つのことが浮かんできて、しかも頭から離れなくなってきたので、ここに書いてしまいます。　一つめは、「赤信号」に関する日本語です。一昔前に流行った「赤信号みんなで渡れば怖くない」という言葉です。高校の先生たちみんなで渡っちゃったのかしらという感じです。ちなみに、これとほぼ相反する言葉もあって、「車が走っていない赤信号で立ち止まっているのは日本人だけ」というのがそれです。どっちが正しいのでしょう？　二つめは、タイタニックに関する有名なジョークで、資料が手元にないのでうろ覚えで書きますが。タイタニックが沈むときに救命用のボートが足りなくなったので、女子供を優先して助けるために、各国の男たちは凍えるような寒さの海に飛び込まなければならなくなった。「あなたは英雄でしょう？」と言われるとアメリカ人の男が飛び込み、「あなたはジェントルマンでしょう？」と言われるとイギリス人の男が飛び込んだという。事実かどうかはともかく、ちゃんと日本人も乗っていたらしく、「みなさんそうしてらっしゃいますよ」と言われると飛び込んだとか。　頭の中にはりついている以上の話はともかく、現実には私の友人、知人の母校なども名前があがってきていて批判しにくくなってきています。自分の母校の名前が出てきませんようにと願っているのは私だけではないでしょう。　現実といえば、昨日テレビを見ていたら、「１科目分７０時間を上限に補修を行わせる」という行政側の方針が発表されていました。現実なんてそんなものかも知れない。２科目分やらせると生徒が受験に落ちちゃうし、かと言ってやらせないと真面目に勉強した生徒が馬鹿を見るということだろう。でもだからといって、その方針が「もっともらしく取り繕ったいんちき」に見えないということではありません。　ともかくも、今回名前が出てしまって世間に叩かれている高校は、タイタニックから飛び降りてしまった高校、または赤信号を渡ってしまった高校と言えるわけです。もともとこのジョークは日本人には笑えないジョークでしたが、さらに笑えなくなった気がします。　その逆に名前が出なかった高校は、他人がやっていても悪いことは悪いし追従はしなかったということだと思います。明暗を分けるとは正にこのことですよね。/061101backnumber/

  2006.11.07

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• いじめ

  　最近、学校でのいじめを原因とした自殺がテレビや誌面を騒がせています。　いじめ自体は昔からあったのであって、日本社会が抱える古くて新しい問題の一つに過ぎないのですが、自殺までいってしまうとポテンシャルな刑事事件とも捉えられるし、しかもこれだけ件数が出てくると、社会現象とも見られてきます。　それにしても、生徒の自殺後にテレビカメラの前に出てくる校長、教頭、教育委員会のコメントには、開いた口がふさがらないものがまったく多い。死体はあがっているんだけど犯人はいないとか、全然気づかなかったのだけど管理責任はないんですよ、といった態度にしか見えません。　この人たちを聖職者あつかいせずにチェックする仕組みが必要なのでしょう。/061031backnumber/

  2006.11.07

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• あきっぽい

  　あきっぽいといえば、子供のころの習い事、趣味の類もいっさい続かず。絵画、ピアノ、少年野球、剣道、読書、音楽、映画鑑賞、、、と、続かなかったリストを頭に浮かべれば、気分もユーウツになること請け合いです。　こんな時は気分転換のために、コペルニクス的発想の転換が必要になります。自分は一つのことを根気よく続けられないのではなく、何でもすぐに止めることに根気があるというように、自分に都合よく考え直すのです。　おれもなかなかやるなあという事で今日はおしまいです。/061030backnumber/

  2006.11.07

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• スタート

  　雑文でもたくさん書けるといいなということで本日スタートしました。雑多な文章が脈絡なく並んでいたらごめんなさい。でも作者の頭の中がそのような状態だということです。　あきっぽい性格なので続いていれば良い方なのです。 /061029backnumber/

  2006.11.07

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