日記を読み返して2
自分自身、その一線を越えるのを恐れていた。本当の自分を全部だせてなかった。自分はどこかで女であるということにコンプレックスを抱いていたに違いない。不安だったんだ。誰かに相談出来ずに、しずに、ずっと不安だった。2年も引っ越し業をやっていたら仕事の流れなんてわかるし重いもんなんて、あの頃持てるとは思いもしなかったくらい持てるようになっていて自分でも驚いている。自分に自信がたくさんついていた。だが、どこがで不安だった。女という事。常につきまとう。基本女である以上、一生つきまとうことになるけれどそれを払拭したかったのかもしれないしその思いを誰かに知って欲しかったのかもしれない。辞めた今になって気づく。物損もよくやっていた。それもやはり、女だから力がないからなのかと思ったりもした。それは違う。注意力。慎重さ。所詮女、そう思われない為に物損はしないよう気をつけていた。けれどやってしまう事がある。最初は軽薄な気持ちでいるが会社に戻り、周りの対応で事の重大さに気づく。私は忘れている。物を壊してしまうという行為がどんなに遺憾な行為なのかを。私は、しまった、と心にパンチを入れる。結局ふりだし。それまでの私の評価はなしだろう。どんなに重いものが持てたとしてもどんなに早く仕事をしたとしてもお客さまの大切な荷物を壊してしまうなんて一番してはいけないことなのに…。所詮女。そう思われるしかないよな…。あぁ、そうやって自分を責めてストレス溜めてきていたのかな?反省したらまた挽回すれば良かったのにね…。マイナスの渦にはまっていたのか…。とりあえずは…辞めて良かったんだよね…?考えるよりまずは歩き出していかなくちゃ。