昔からあたしの家では
パパは絶対的な存在だった。

パパがYESなら家族もYES
パパがNOなら家族もNO。

ずっと当たり前の事だった。
今までそうやってあたしは育ってきた。

けど、ついこの間パパがキレた。
たしかに原因は夜遊びしてたあたしが悪い。
その事が書きたいんじゃなくて
あたしはあたし自身にびっくりした。

今までは、ずっとパパがキレるとひたすら
恐怖感だけが襲ってきた。
足がすくんで動けなくなったり全身震えだしたり
言葉を発せなくなったりしていた。

けど、今回は違った。

「恐怖感」のかけらもなかった。
悪い言い方をすれば、親をなめているのかもしれない。
でも、あたし的にはそれも違った。

パパを父親として見なくなったからだ。
今までパパイコール絶対的な存在イコール完璧
だと思っていたから。

でも本当は違うのかもしれないって事に最近
気づき始めた。

パパも一人の人間で完璧なんかじゃない。
一緒に働いて分かってきた。
パパは「父親」って役職を与えられた一人の人間。

きっとあたしが大人になって子供を産んだってきっと
それは変わらない。

あたしはあたしでこのまま変わらないだろうしね。
１７歳の頃２０歳の人がすごく大人に思えてた。
けど実際自分が２０歳になってみても
１７歳の頃と何も変わっていない。

ただ、知識と世間体と価値観が変わっただけ。
あたしはあたしで１７歳の頃と何ひとつ変わってない。

きっと、パパだってパパで「父親」じゃない。
んー言いたい事がうまく言葉に出来ない。。。。。

大人になるってなんなんだろう。
たくさんのデーターがある事が大人なのかな。

もうすぐ２０歳。

分からない事を見つけるために
冒険します。
扉を自分の力で開けて行こう。
それが冒険さ。

もう少し頑張ろう。