R（らーめん？）指定　ゼロマルーム

いよいよ始まったワイルドカード（プレーオフ1回戦）
少しずつ紹介していきたい

★カンザスシティ・チーフス　ｖｓ　インディアナポリス・コルツ
　　

コルツは屈指のQBペイトン・マニングを擁するパス攻撃中心のチーム。対してチーフスはラン攻撃を得意とする。しかもコルツはランに対する守備がワースト1。いかにチーフスの攻撃を止められるかが鍵になる。

試合は点数以上に序盤で決まってしまった。

というのもチーフスの攻撃陣が全然進めない。なんと３Qの中盤まで一度も１Downを更新できないのだ。獲得ヤードはたったの6ヤード。コルツの守備陣が凄いわけではなく、ファンブルやパスキャッチミスを繰り返し全く攻撃が機能しなかった。

終わってみたら23対8とさほどの大差が付いていないのだが、点差以上にチーフスの大敗である。マニングのパスもいつもよりは少なめでラン攻撃が多かったように思う。次回のレイブンス戦にはどんな戦い方をするのか、プレーオフに弱くプレッシャーに弱いと言われ続けたマニングのいよいよ本領発揮のシーズンになるか！まずは好スタートを切った！

★ダラス・カウボーイズ　ｖｓ　シアトル・シーホークス
　　

やはりアメリカンフットボールは４Qに目まぐるしく展開が変わるから面白い！この試合ほどそれを感じたことはなかった。「え！？そんなことがあるの？」というほど４Qは観る者を引きつけた。しかも最後に待っていたものは・・・

実力で行くとシーホークスが有利と言われたこの試合、一進一退の攻防が続き３Qの時点ではダラスが7点差でリードして４Qへ。これでTDを返されても同点で治まる圏内になり、ダラスが絶対優位の状況になる。

ここでダラスに攻撃権が移る。セオリーならここで時間を充分に使ってあと3点（FG)でも取れば絶対安全圏だった。しかし、自陣のゴール内で痛恨のファンブル。これがセーフティとなりシアトルが2点追加。しかも攻撃権を渡してしまう。シアトルは時間を使い切らずに早々とTDパスを決めて21対20と逆転に成功。これで今度はシアトルが優位に立つ。しかし時間が残りすぎた。

今度は攻撃権を受けたダラスはここでビッグプレイを見せて敵陣19ヤードまでドライブ。残り1分19秒でFG圏内に届いた。セオリー通りの攻めでダラスが絶対優位に立つ。これを決めて23対21になるはずだった。。。。

ところがダラスのQBロモがスナップされたボールをファンブル。FGが失敗して得点ならず。結局21対20の1点差でシアトルが辛勝した。QBロモは今シーズンの活躍でオールスターにも選出された選手なのに、この痛恨のミスで今シーズンを終えてしまった。


↑痛恨のミスでベンチでうなだれるQBロモ（ダラス）

ダラスは後半優位に進めながらセーフティやファンブルなどのミスで自滅。個人的には好きなチームなので残念。ロモもあのカウボーイズの名QBエイクマンの再来と言われていたが、今回のプレーでエピソードを作ってしまった。しかも本職のQBではなくホルダーとして・・・。

やはり絶対安全なプレーなんて無いんだなあと痛感した試合だった。