アマデウス・モーツァルト
今年はモーツアルト生誕250年(1月27日)ということで盛り上がっている。「アマデウス」というアカデミー賞をもらった映画がある。ファーストシーンが若い男が精神病棟を訪ねるところから始まる。精神を病んでいる老人に面会する。部屋といっても、時代が1800年初頭の精神病棟なので中が収容所のような状態。その部屋の中にピアノが置いてある。木製かなにか、よく見かける小さな子供のおもちゃのようなものだ。老人が「この曲はしっているか?」と青年に尋ねて、ひいてみせる。その若き日に皇帝の前でも披露し、その年に何度も演奏された曲だと、青年は首を振る、「いやあ、しりませんねぇ」「じゃぁ、この曲はどうだ?」と言って、たま別の曲を弾く。「あぁ~、この曲は知ってますよ~」と言って、この老人を尊敬と畏怖のまなざしで見る。「この曲は、私じゃない、モーツアルト!!だ」と言う。この話から、一気に、彼(サリエリ)の若き日にモーツアルトが現れ、どんな人間だったのか、話し始める。彼から見たモーツアルトは、曲は天才かもしれないが、人間として最低の類で、品がなく、金のだらしなく、最初、見たときは、本当にこの人間が噂になっているモーツアルトかと疑ったほどだった。彼は秀才だったが、天才のモーツアルトの前では、全然話にならなかった。そのため、彼は、モーツアルトをだんだんと追い詰めていく。モーツアルトの死後、そのために良心に恥、精神を病んで、自殺未遂を計る。こうやって、思い出しながらこのブログを書いているがもう一度、見てもいい映画だと思う。