|
カテゴリ:love life
たいてい待ち合わせ場所には私の方が早く着く。(デートの時ね)
それは一向にかまわないのだがのう。 やつはあたしの姿を待ち合わせ場所に見つける。 「よおう。いこうぜぇぇ」 この言葉を皮切りに私たちの国際競歩大会がスタートしちまうのさ。 というのも、彼はあたしが待っているのを確認すると一度、足を止めることなく、すたこらさっさと歩いてしまう。 あたしも負けじと早歩きするのだが、彼の鍛えられたぶりぶりしたケツと筋肉の発達した足の速さにはなかなか勝てないのだよ。 しかもーおー この前なんぞ、こっちは優雅にゆっくりと歩いていたらば、目の前でちょうど信号が点滅し始めた・・・ いやな予感のあたし。 笑顔でにっこりの彼。 「ようしぃぃぃぃ。早くわたっちまおうぜい。 しかし、私の足の遅さを感じ取ったやつは・・・・ ふっと哀愁漂わせて笑い、 「うむ。もう、おそいぞう。次の信号でわたろうじゃないか。」 えええええええええええええええ???? そりゃ、あたすが遅いがために、信号をあきらめったってことですかー!!!! そして、あたしは一言、「あー、はいはい。ごめんよ。どうせあたしゃ、歩くのが遅いんだよ。誰かさんとは足の長さがちゃうもんで。」とスネオのごとく、口をとがらかせ悪態をついた。 彼はそんなあたいを横目でちらりとおがみ、 「ふっ」 ごらあああああああああああああ!!!!!!!!!! なんだ、そのニヒルな笑みはああああああああああ!!???????? それからというもの、つねに早歩きをこころがけてるあたす。 まだ、惨敗中のあたしだが、その努力している姿に日本人の誇りを見つけた。(くだらねええええええええええ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[love life] カテゴリの最新記事
|