「FASTECH360 S」(通称ネコミミ新幹線)を使って、東北新幹線の高速化について
研究していたJR東日本ですが、ついにその実用化に向けた具体的な動きが
本格化したようです。
東北新幹線における高速化の実施について (JR東日本公式HP)
最速320キロ運転、2012年度から=東北新幹線の高速化計画-JR東(時事通信)
東北新幹線:10年度末時速300キロ 新青森延伸に伴い(毎日新聞)
11/6に発表されたJR東日本の資料によると、
・2010年度末に新型車両を導入
・2012年度末から320km/hでの運行を開始
・2013年度末に全てのはやて、こまちを新型車両に置換予定
だとか。
これによって、東北新幹線の新青森延伸と併せて、
東京~青森間が現行より1時間早くなるようです。
これは、北東北地区の人たちにとっては朗報ですよね。
今以上に東京との行き来がしやすくなるわけで、
これを地域活性化に巧く繋げて欲しいものと思います。
で、この高速化。
実はさらに北、北海道延伸をも視野に入れたものと思われます。
現在、羽田ー千歳間は世界屈指の乗客の多い路線となっています。
つまり、この2都市間の移動需要は非常に大きいわけです。
しかしながら、現在、この区間の鉄道の占める割合は非常に低く
みすみす航空業界にオイシい蜜を吸わせているのが現状です。
そこで新幹線を高速化し、札幌開通時に航空業界に充分対抗しうる
所要時間にするのがJRの最終目標だと思われます。
一昔前なら、北海道新幹線の開業は夢のまた夢といった感がありましたが
こういった研究の成果は、夢物語を現実味を帯びたものへと変えていきます。
今月3日付の記事に、道知事の国交相への陳情が記事となっています。
北海道新幹線:札幌延伸、早期認可を陳情--国交相に知事ら(毎日新聞)
建築予算の問題等、まだまだ乗り越えるべき課題は多数あるわけですが、
北の大地に新幹線が走る日が来ることを期待したいと思います。
ところで、このニュースに関する産経新聞のウェブ記事なんだが…
“このニュースのトピックス”が鉄道マニアってどういう事やねん(-.-#)
この単語は
鉄道愛好家に対する蔑称
として広く使われてる単語なわけなんだが、
この記事が蔑称を使うべき記事であるとは
オイラにはとても思えないんだが。
岩手、秋田、青森、そして北海道に住む人々にとっては
このニュースは良いニュースではあれ、悪いニュースでは無いはず。
(騒音の問題等はあるから、100%よいニュースと断言はしないが)
それを、こういうカテゴライズをすると言うことは、
一部の偏屈狂しか喜ばないニュース
と、決めつけてるフシがあるんだよな。
東京発の記事には、少なからぬ割合で
「東京の価値観が日本の普遍的な価値観」
という意識があるしか思えないような物があるわけだが、
このカテゴライズの裏にはこういう意識があるように思われます。
…っていうか、言葉を大事にすべき新聞社が
「マニア」という否定的な響きを持つ言葉を
わざわざカテゴリーとして設けてるセンスが信じられないんだが。
産経らしいと言えばそれまでなんだけど。
(って、こういう風に産経を腐すと、どこからともなく反論つけてくるヤツがいそうだよな(ー’`ー;)
反右翼指向の記事をアップすると、どこからともなくネット右翼が湧いてくるのが不思議でしょうが無い(__;)
それにしてもこの記事。
昨日投稿したとばっかり思ってたのに投稿し忘れていたとは…(__;)
バックアップもとってなかったから一から書き直し。
いい加減、エディターで書くクセつけないとイケナイかな…
(でも、それだとフォトの貼り付けがめんどくさいんだよな…(ーー;)