いうまでもないことですが、ヴィッセルはプロのチーム。
故に、“戦力として使えない”と見なされた選手は
“戦力外通告”されることになります。
8人の選手が今年でクリムゾンレッドのユニフォームを脱ぐことが
昨日付のリリースでヴィッセルから発表されました。
来季の契約を更新しない選手について(
ヴィッセル神戸公式HP)
平瀬智行(ひらせ ともゆき/FW/30歳)
中村友亮(なかむら ゆうすけ/MF/21歳)
遠藤彰弘(えんどう あきひろ/MF/32歳)
中田智久(なかた ともひさ/DF/20歳)
大久保翔(おおくぼ しょう/MF/19歳)
村瀬和隆(むらせ かずたか/FW/22歳)
大江勇詞(おおえ ゆうじ/FW/21歳)
ガブリエル(GABRIEL Donizete de Santana/MF/20歳)
外国人枠の関係で放出せざるを得ないガブリエル以外は
今季は殆ど活躍することができなかった選手ばかり。
故に、妥当な結果だと言えるかと思います。
平瀬、遠藤の両ベテランは、昨季はJ2で活躍したものの、
今季、J1の舞台では力不足だった印象が強いので、
非常に功労のある二人ですが、解雇もやむを得ないですね。
特に平瀬は今季、選手会長という大任をになっていたものの、
それに相応しい活躍をしていたとは言い難勝ったですからねぇ。
特にアウェイでの甲府戦では、平瀬が途中出場したとたん
チームのリズムが崩れ、大逆転負けという結果を招いているだけに、
この判断はやむを得ないと言えますよね。
中田、大久保翔は各々高卒2年目と1年目の選手なので、
少し戦力外通告には早い気はしますが、
中田智久はU-21でも出場機会は多いモノの、
イマイチ信頼性に欠けるとの評をよく聞きますし、
大久保翔はヘルニアを患って手術をしているので、
戦力とはなり得ない、との判断だったのだと思います。
レンタル組の村瀬と大江は、神戸に戻ってきたとしても
正直、チームで使いようがない状況ですからね。。。
地域リーグのFC Mi-Oではレギュラーを獲っているようですが
ずば抜けた存在感をみせているような噂は聞きませんからねぇ。
ヴィッセルの戦っている舞台はそれより3つ上な訳で、
正直、そう考えるとヴィッセル復帰は当分はないな、というところ。
ならば、契約を維持しておく理由がほとんど無いですから、
契約を更新せずにフリーな状態にした方が
本人たちのためにも良いのかな、という気はします。
ガブリエルは、今季、A契約の要件を満たした時点で
シーズン末にA計約3人枠にはいるだけの実力を持ってなければ
退団する他ないことは判ってましたからね…
同じく今季、A契約の要件を満たしたテヨンとの違いは、
“所有権”をヴィッセルが持っているか否かですね。
テヨンはヴィッセルが“所有権”を持っている選手なのに対して、
ガブリエルは、ブラジルのアンパーロA.C.が“所有権”を持っていて
ヴィッセルにはレンタルできた選手な訳です。
故に、テヨンはレンタル移籍させることによってチームとの関係を
維持することができるのに対して、
ガブリエルはその手段を執ることもできないので、
契約を維持しないという選択は仕方なかったのかな、と。
さて。MINIこと中村友亮選手ですが…
さすがに3年間でリーグ戦出場が13分だけですからね。
しかもその13分は、ルーキーイヤーの最終戦。
去年今年と出場機会はなかったわけで
来年はC契約を維持することができない4年目に入る訳で、
さすがにこれではチームには残れませんよね。。。(ーー;)
非常に好きな選手だっただけに、こうやって芽が出ないまま
チームを去ってしまうのは非常に残念ですが
唯一出場したジュビロ戦を見ている限りは、
小回りの利くスピード感あるプレースタイルであり、
J2下位クラスなら充分戦力としてやっていけると思うので、
新たな活躍の場が見付かることを一ファンとして切に願っています。