もっきーさんのブログで、このトレード話を見て、非常に驚きました。
福岡ソフトバンクホークスとのトレード成立のお知らせ(オリックスバファローズ公式HP)
トレードについて(福岡ソフトバンクホークス公式HP)
なんせ、村松はホークスを、大村はバファローズを各々FAで出た選手。
まぁ、球団から見れば“チームを捨てた選手”な訳で。
こういった形での復帰は非常に意外でした。
まぁ、その辺りの事情はおいておくとして、
このトレード話を聞いたときに最初に思ったのは
“釣り合い取れてないんじゃないの?”
でした。
なんせ、オイラにとって今季の村松というと、
真夏のナゴヤ球場で二軍の試合に出ていた
選手ですからねぇ。
(まぁ、多分に調整出場みたいなニュアンスだとは思いますが(^_^;)
対して、大村直之といえば、昨年まではレギュラーで
年間を通じて3割をキープできる選手というイメージ。
大村が1年で急激に劣化したのかと思い、今季の成績を見てみると、
シーズン当初のケガの影響か、たしかに今季は“不動のレギュラー”では
なくなっている様子。
それでも村松に比べればやや上回っている感じの成績なんですよね…
年齢的にも、村松が36歳に対して大村が32歳だし。。。
しかも、どちらも左投げ左打ちの俊足巧打の外野手だから
使い方としてはほとんど変わらない選手同士な訳で。
じゃあ、何故こんなトレードが成立したんだろう???
と考えて調べてみると、大村って今年FA権取得したんですね。
ソフトバンクとしては、FAで出て行かれるよりは…ということで
トレードに踏み切ったのでは、と。
(FAのシステム変更で、球団に旨みがほとんどなくなりましたからね…)
ドラフトで俊足巧打の立岡宗一郎を獲れたのも、少しは関係あるでしょうか。
対するオリックスにしてみれば、村松より大村の方が活躍する可能性が
高いわけで、特に断る理由もないと言えます。
球団としても、合併相手の球団からFAで出ていった選手なので、
大村に忸怩たる想いがあるわけでもないでしょうし。
では、FAした(=今回トレードされた)本人たちの側から見るとどうか。
大村がFAしたのは、オリックスに対する嫌悪感からというよりも
“近鉄で出来ないなら何処でも良いや”ということだったようですし、
村松がFAしたのは“天然芝の球場が本拠地のチームでやりたい”
という理由からなので、人工芝球場が本拠地のチームに拘る理由がない。
ということで、FAで出ていった者同士のトレードといえども、
四者にとって特に問題が無いとも言えます。
“神戸至上主義者”的には、育英高校が全国制覇したときのメンバーである
大村直之がグリーンスタジアム神戸に帰ってくるのは楽しみですね。
故郷に錦を飾るべく、神戸での試合では頑張ってもらいたいものです。