最終戦直前の電撃的な松田監督解任以降、来年の態勢がどうなるかが
ほとんどのヴィッセルサポにとって期待…というよりは不安だったわけですが、
その懸案の来季監督がついに発表されました。
来季監督にルイス・カルロス・サローリ氏就任内定(ヴィッセル神戸公式HP)
見出しだけみると、
「噂に上がっていたカイオ=ジュニオールじゃなかったのか?!」
と思い、記事を改めて見たところ、名前の後ろにこんな記述が。
[※登録名はカイオ・ジュニオール]
あぁ。やっぱりカイオ=ジュニオールなんですね。
一応、まだ“内定”ですが、こうやってチームのHPに載せるということは
もうドタキャンされる危険性はない、ということでしょう。
しかし…
“ルイス・カルロス・サローリ”の何処にも“カイオ”も“ジュニオール”も
含まれてないんですね。
いつも思いますが、ブラジル人の名前というか登録名には
本名から想像もつかないようなものがあります。
ジーコも、ポルトガル語で“やせっぽち”という言葉で
本名は全然違ってますもんねぇ。
きっと、“カイオ=ジュニオール”という言葉にも
何か特別な意味があるんでしょう。
追々、どういう意味かの説明を聞く機会があるものと思います。
それにしても、ブラジル人監督ですか。。。
バクスター、松田と積み上げてきたサッカーは、いわゆる欧州式。
南米の個人技中心のサッカーではなく、組織的なサッカーを採っていた
今のヴィッセルのサッカーの継続はこれでなかなか難しくなった気がします。
一応、カイオは組織的なサッカーをする監督らしいのですが
バクスターや松田浩が比較的守備的サッカーだったのに対し
攻撃的なサッカーをするとのこと。
さらに、カイオの好む守備システムは3バックとか。
一応、4バックの抽斗も持っているらしいのですが…
今までのサッカーは一旦リセットしてやり直す方が
監督にとってはやりやすいでしょうしねぇ。
ということで、来年からはもう一度、1からやり直しかな、と。
…ってことは、今の順位も覚束無い可能性もけっこう高いよなぁ。
降格なんて事になったら目も充てられないし、そうなったら当然、
安達社長の任命責任も問われるわけで。。。
すごいリスクの高いバクチに打って出た感はありますね。
ともかく、これで来季のチームの方向性は決まってくると思われます。
未だ、大久保嘉人の移籍問題は膠着状態にあるようで
なかなか前にも後ろにも進んでいる様子はないですね。
ということで、今のうちに(?)新監督を中心にして、
来季のヴィッセルの方向性や陣容を確立して、
“来年はこういう方向で行くから、その為にウチで頑張ってくれ”
という風で嘉人を説得して欲しいと思います。
とにかく、これで来季に向けてチーム作りが始まるわけで、
今年以上のチームが生まれることを切に願います。