今年の高校アメフトナンバーワン決定戦であるクリスマスボウル。
その名にふさわしい、白熱した素晴らしい試合になりました。
大阪産業大学附属高等学校 28-21 早稲田大学高等学院
(関東高校アメリカンフットボール連盟)
2008クリスマスボウル早稲田応援席 posted by (C)うっし~1977
会場の王子スタジアムには、東京から早大学院の応援団が詰めかけ
バックスタンドを臙脂色に染めています。
同じ臙脂色仲間のヴィッセルサポとしては、もちろん早大学院を…
といいたいところですが、やはり同じ関西の高校ということで
大産大附高を応援することに。
特に大産大附高といえば、元大阪鉄道高校。
鉄ちゃんのオイラとしては、一時、本気で進学を考えた学校でもあります。
正直、母校よりも好感度が高いかも、というほどの学校なので
応援にも熱が入りました。
試合は、まずレシーブを選択した大産大附高がファーストダウンを重ね、
開始わずか1分あまりでタッチダウンを獲得。
その後も1TDを重ね、1Qは圧倒的に大産大附高ペース。
2Qも早々にTDを決め20-0という一方的なスコアに。
面白い様にファーストダウンを重ねる展開に、
こりゃワンサイドゲームかなぁ(  ̄3 ̄)~♪
なんて思っていたのですが…
20点目のTDから6分ほど過ぎた頃に、早大学院#11高島が
見事なTDパスを決めた頃から、雲行きが徐々に怪しいものに。
それまで面白いくらいに決まっていた大産大附高の攻撃が
全く決まらないように。
(気付かなかったんですが、どうやらQBの荒木が負傷していたようです…)
対して、早大学院の攻撃は歯車が噛み合ったかのように
何もかもがうまい方向に転がっていくことに。
2008クリスマスボウルハーフタイムショー posted by (C)うっし~1977
何とか3Qまでは堪え忍んでいたものの、4Qに入って5分。
敵陣10ヤードほどのところでの早大学院第4ダウン。
キックを選択するものと思いきや、ギャンブルに打って出たところ、
見事にTDパスが決まり、ついに1TD差まで追い上げられることに。
そして迎えた10分40秒。
TDまで37ヤードというところから始まったプレーで、
パスをキャッチしたレシーバーからボールをもらった#22小林が
必死の大産大附高のディフェンスをかいくぐりサイドライン際を独走。
トライフォーポイント(キック)も決まって、
試合時間のこり1分20秒のところで、ついに早大学院逆転!
試合終了間際の大逆転劇に、大産大附高側のスタンドは重苦しい雰囲気に。
オイラの前に座っていた御婦人なんて、電話で
『最後に逆転されて、1点差で負けた』
なんて仰有るありさま。
(即座に“まだ終わっとらん!”とツッコミをつぶやいてしまいましたが(-∀-;)
しかし、ドラマはココで終わりませんでした。
早大学院のパントから始まった攻撃で、苦しみながらも最も信頼できるカードである
#22井上を駆使しながら、徐々にファーストダウンを積み重ねながら前進。
そして残り13秒となったところで、その井上の14Yランが決まって
大産大附高が再逆転!
高校日本一を決めるこの試合は、それに相応しく、
最後まで熱い戦いが繰り広げられました。
2008胴上げする大産大附高 posted by (C)うっし~1977
2008クリスマスボウル試合後のワンシーン posted by (C)うっし~1977
正直、ココまでアツい試合が観られるとは思ってもみませんでした。
今年観戦した試合の中で、一番の面白い試合だったのではないかと思います。
素晴らしいクリスマスプレゼントをもらった気がします。