季節はすっかり秋めき、プロ野球もいよいよ終盤。
CS進出を賭けた熾烈な3位争いが両リーグで白熱していますが
その一方で“ストーブリーグ”の季節も近づいているわけで。
10月に入った今日、阪神タイガースから2人の選手の戦力外が発表されました。
来季の選手契約について(阪神タイガース公式HP)
木興拓哉選手は今季から育成選手として加入したものの、
ファームでも4イニングの出場にとどまっているようで、
プロ入り5年目ということもあって、戦力としては期待できない
ということなのだと思います。
この後の進路がどうなるのかはコメントが出ていないので判りませんが
23歳とまだまだ若いだけに、球界に止まるにしろ、新たな道に進むにしろ
心機一転、一からのスタートが切れるだけに、第二の人生でも
ガンバってもらいたいと思います。
そしてもう一人の戦力外選手が辻本賢人選手。
5年前、15歳でドラフトにかかったことで話題になった選手です。
いわゆる青田買いだったとは思うのですが、体力作りに重点を置いていたのか
この五年間、ファームでもさほど出場機会がなく、
さらに今季は育成選手に“格下げ”になった上シーズン前の怪我の関係で
一度もファームでも投げることが無かったことから、
ついに戦力外となってしまいました。
15歳からプロの環境でじっくり育てることで、高卒や大卒の選手よりも
より高いレベルまで成長してくれるのではと期待していたのですが…
こういう結果になってしまったのはとても残念です。
木興選手同様、これからどういう進路に進むのかは判りませんが
若い頃からプロ野球で揉まれた経験を生かして欲しいと思います。
で…
ついでといってはなんですが、若くしてプロ入りして、ということで
最近話題になったのが、神戸9クルーズの吉田えり選手。
その吉田選手も今季限りで退団することになったようです。
‐ご報告‐(
吉田えりオフィシャルブログ)
関西独立リーグ自体、初年度から波瀾万丈な歩みとなっていますが、
神戸9クルーズも、シーズン途中で監督が交代するなど、
正直、あまり順調とは言えない状態だったわけで、
そんな中で、“客の呼べる”選手である吉田選手は、
試合だけでなく各種イベントにも引っ張りだこになっており、
じっくり野球を極めたいという彼女の願いとはほど遠い環境だったようです。
彼女は今後、大学進学、そして野球指導者への道を希望していると言われており
周りに翻弄されることなく、その夢が叶って欲しいです。