と或る神戸至上主義者の徒然日記

最終戦のW入賞が最後の花道になってしまいましたか。。。

トヨタ、F1からの撤退を発表(トヨタ自動車公式HP)

昨年、ホンダがF１から電撃的に撤退したのは記憶に新しいところですが
(ホンダの跡を継いだブラウンGPが見事にドライバー＆コンストラクターズの
Ｗタイトル獲得したのは皮肉ですが)
あの世界一の優良企業、愛知県の２/３の土地と住民を所有してる（←一部誇張アリ）
とまで謳われたあのトヨタも、世界恐慌の影響で苦しい経営を迫られ、
F１からの撤退を発表しました。

…また唐突な発表だなぁ、と。
こんないきなり「来年は参戦しません」と発表されたら、
来年のために準備していたチームスタッフは堪らないですよね(__;)
撤退といえば、BMWも今シーズン限りで撤退が発表されているわけですが、
こちらの場合はシーズン途中で発表していることから、
スタッフの心の準備も再就職のための準備もできたと思うんですが。。。

正直、これは必要以上にショッキングなやり方ですよね。
トヨタの企業色からすれば、タイムロスのない決断はらしくもあるのですが
こういうやり方は、敵を必要以上に増やすような気がするんだけどなぁ。
現に、ネット上の掲示板やYahoo!ニュースのコメント欄は
トヨタに対する否定的な書き込みであふれているわけで。
現時点では、今回の撤退発表はトヨタの企業イメージを
大きく損ねる結果をもたらしていますよね。

まぁ、そういうリスクも込みで、トヨタはF１に参戦し続けるメリットより
そのことによるデメリットや撤退によるメリットの方が多いと
判断してのことなんだと思います。

かつて、社内留保がそこらの銀行より多いという噂すらあったトヨタが
F１に参戦し続けることさえできなくなるほどの窮地に追い込まれる
厳しい経済状況なんだ、ということを改めて思い知らされます。

しかしなぁ。。。
週末に小林可夢偉がメチャクチャ素晴らしいドライビングを見せて
来年は一年を通じてどこまで成長し、活躍するんだろう！
と、日本中のF１を見る人たちに夢を与えてくれたその直後だけに
ファンの方々の気分は、正に天国から地獄、だと思います。

せめて、日本レース界の至宝、小林可夢偉が来年の開幕グリッドで
ハンドルを握っていられることを切に願わずにはいられません。