今年からサテライトリーグが廃止され、控え選手や若手選手が
実戦を経験する機会が少なくなることが予想される訳ですが
関西のJ4チームではその対策のために新たな試みを行うようです。
関西のJ1と学生協力し育成リーグ設立(日刊スポーツ)
J1!学生選抜!関西育成リーグを設立(スポーツニッポン)
関西育成リーグを設立(スポーツ報知)
Jリーグのクラブ側にとっては、真剣勝負の実戦の機会が増えるメリットが、
大学側にとっては、高い技術を持つJリーガーのプレーを体験する機会が
出来るというメリットがあるわけで、両者にとって有益なものになるのでは、
と期待してしまいますね。
そういえば以前、関西の4チームが独自にサテライトリーグを作る
という話をあったような気がするのですが、もしかしたら今回の構想は
それが発展的に進化したものでしょうか。
どちらもやると、さすがに試合数が多すぎる気もしますしね(^◇^;)
しかし、こういう話を聞くと惜しまれてくるのが、
ヴィッセルがかつて取り組んでいたU-21構想。
トップチームとは別に若手選手だけでチームを組んで、
サテライトを戦ったり大学チームと練習試合を組んだりして
大学生相当の年代の選手を育成していこうという試みで、
近隣のチームも巻き込んで将来的にはU-21リーグみたいなものを設立しよう!
なんて話もあったのですが…
時代というか、状況がまだこういう試みを受け入れる土壌がまだなかったのか
二年ほどでポシャってしまいました。
U-21チームとして集められていたメンバーがこの時かなり切られているわけで
クラブにとっても選手にとってもダメージをうけた苦い過去となってしまいました。
石櫃や松岡などがここから巣立っていったことを考えると、
存在意義は十分過ぎるほどあったはずなんですがね…
時代を先取りしすぎた悲劇だったのかもしれません。
今回の構想がうまくいけば、関西全体のサッカー界の底上げになり
クラブにも多大な恩恵がありそうなので、是非成功してほしいですね。