これは、早稲田大学の箱根駅伝総合優勝を伝える
Yahoo!ニュースのヘッドラインなのですが、
これは全てのスポーツに共通することだな、と思います。
たしかに今回の箱根駅伝において早稲田大学は
全10区中、区間賞は1区のみ。
後は全ての区間で区間賞を逃しているにもかかわらず、
全ての中継所で首位でタスキの受渡をしているわけです。
(※往路ゴールの芦ノ湖は除く)
これは、1区以外でも区間上位に付ける走りでタスキを受け渡して
2位以下に極力追いつかれないようにしていたことが大きいように思います。
(そう考えると、“山の神”1人でリードを一発でひっくり返して往路優勝をかっさらった東洋大学はある意味ズルい気もしますが(-∀-;)
これは、今やっている高校サッカーを見ていてもこのことを感じます。
アーセナルへの入団が決定している宮市亮率いる中京大中京は久御山に、
一年前から鹿島への入団が内定していた柴崎岳の青森山田は滝川第二に、
おのおの敗退しているのを見ていると、絶対的なスターが一人いても
チームが勝てる訳ではないということをしみじみ感じます。
宮市にしろ柴崎にしろ、どちらも個人的には素晴らしい出来でしたが
他の選手とのバランスがとれておらず、
組織的に攻めていた久御山や滝二に分厚い攻撃を許してしまい結果、
全国制覇の道半ばで屈することになりました。
こういうのをみると、団体競技では一人、傑出した選手がいるチームよりも
全ての選手が一定以上のレベルで安定しているほうが強いんだな、
ということを感じます。
つまり…
ヴィッセルが今年、良い成績を収めるためには
全ての選手がさらに一つ二つ上のレベルにステップアップしないと
去年同様、苦戦することになる、てことですよね(;´∀`)