と或る神戸至上主義者の徒然日記

準決勝の韓国戦もＰＫ戦まで縺れ込む熱戦でしたが
決勝の豪州戦も延長までいきましたねぇ。

大会前、他国の戦力を考えたら、優勝もあるかとは思っていましたが、
実際にはそこまでは無理かなぁ…なんて悲観的予測を立てていたので
優勝という成果が得られたのは良い意味で裏切られました。

こういう予期せぬ成果が得られる時というのは、
往々にして“幸運なもの”であることがあるのですが、
今大会の日本の場合、運に恵まれた面がないとは言いませんが
それ以上に選手個々の頑張りが結実したのじゃないかな
という印象を受けます。

今回の試合も、決して楽ではなかったと思いますよ。

決定的な得点チャンス(日本から見たら絶体絶命のピンチ)は、
どちらかというと相手側の方が多かった気がするのですが
そのピンチをしっかりと守りきったことと、
最後まで“守りに入る”こと無く試合を戦う姿勢を持っていたことが
あの得点につながったのでは、と思います。

あそこでドフリーの李忠成がいたことは、たまたまラッキーだった訳でなく
自分たちの攻めの形のイメージが、攻め手の間で共有されていた、
つまり、それまで繰り返し練習してきたことが実を結んだのではないか。
そんな気がします。

対する豪州は、比較的優位に試合を進めていたように思うのですが
最後のフィニッシュの場面でパスの位置がずれていたり、
安易に後ろに下げてしまったりしていたようにも感じました。

個々の選手の能力だけを見てみれば、豪州の選手は日本のそれに
勝るとも劣らなかったと思うのですが、そういうチーム細かいミスや消極性が
延長まで縺れ込み、敗れてしまった遠因ではないかと思います。

“積極的にいく意識の共有”が不十分だったことが、
日本と豪州の結果の差に繋がったのかな、と。

こう言うとあまり適確でないのかもしれませんが、
あんまり調子の良くない時のヴィッセルにも似たものを
今日の豪州から感じました。

こういう時のヴィッセルって、ホント期待が持てませんからねぇ(－∀－；)

そう考えると、今回の日本の勝利は必然的なものだったのかな、という気も、
ホンのチョット感じますけどね(^_^;)

ともかく、これで次回2015年アジアカップでのシード権と
2013年に行われるコンフェデ杯の出場権を獲得しました。

特にコンフェデ杯の出場は、翌年のブラジル杯の模擬大会であり
一足早く現地の生の雰囲気を味わえると言うことで
非常に得るものが多いのでは、と思われます。

ともかく、
日本代表の皆さんには最大限の賞賛と労いの意を表したいと思います。

皆さん、お疲れ様です。
そしておめでとうございます！