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テーマ:最近観た映画。(40141)
カテゴリ:城主の独り言
大手門の「埼玉の古城址」はまもなく、570000番です。切り番ゲットの方には粗品を差し上げます。
スポットライト 世紀のスクープ 昨日(19日)、浦和に用事があったので、午前中に観ました。 アカデミー賞作品賞・脚本賞を受賞しました。そして同業ネタ。観に行かないわけにはいきません。アメリカ・ボストンにある地方紙「ボストン・グローブ」社の話です。タイトルで損している感じがします。「スクープ」とか「スポットライト」だけでよかったのかも。以下はネタバレがありますので、観に行くのが楽しみな人は読まない方がいいです^^ ↓ ↓ ↓ 以下ネタバレ (パソコン通信みたいで懐かしいでしょ) ↓ ↓ ↓ ボストンとその周辺地域で蔓延していた「カトリック司祭(ケーガン神父)による性的虐待事件」をグローブ紙の局長・部長・デスク(アメリカではチーフと呼んでいるようです)・記者3人が暴いていきます。 同業として面白いな・・と感じたのは局長・部長・デスク・記者の役割が日本の新聞社とほとんど変わらず、アメリカといえども、取材相手を待ち伏せしたり、野球観戦やバーなどで話しながらネタを聞き出したりなど、取材のやり方も同じだったことでした。 (局長が部長より長く会社にいる・・ところも) うまいな~と思ったのは明確な主人公がいないところです。取材するデスク・記者の各個人で話が進んでいきます。持ち寄ったネタを部会で報告して、紙面化を考えていくところも同業としてうなずくところです。 取材を重ねていくうちに、ケーガン神父だけでなく、多くの教会でも性的虐待が行われていたことがわかります。問題のある神父は配転という形でもみ消そうとした宗教上層部(配転先でまた虐待する)、教会に逆らえない街の特性(実は知っていた人が多い)・・そしてグローブ紙購読層の50%以上がカトリック信者・・記事化目前で迎える9.11・・ グローブ紙はこの特ダネにより2003年にピューリッツァー賞を受賞しました。 この映画にはケーガン神父のその後については描かれていません。 (調べればすぐにわかります。天罰がくだります) この事件に関しては「知っていて映画館に行く」人が多いと思います。そのため、「観てスッキリ」という映画ではないです。結末はわかっていますから・・でも観てよかったです。 「新聞はいらない、ニュースならネットでみればいいじゃん」 と思っている人に特に観てほしい映画です。 (一つのニュースにどれだけの人・時間・お金がかかっているか、ということを知ってほしい) ↓こちらはテレビ版の方が忠実
↓面白かったです
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