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ハウスクリーニングの仕事へ復帰。
行って見ると何人かがやめていてびっくりでした。そのうちの一人はお客さんからもいつもほめられていて、最低チーム二人なのに一人で出動させられている人だったのですが。 家にこどもがいて、信頼できるベビーシッターが見つからないとはいつも言っていたのでそれが理由らしいのですが。いつか一緒に働いてみたいと思っていたのでそれが残念です。 今日のパートナーはアンジー。3人のお母さん。絶対に時間通りにこないのですが、この日も出勤してきたのは9時。自分は8時にはオフィスに来ていて、本来ならスタッフは8時半にはどの家に行くのか指示されたファイルをもらって目を通して、必要な道具を車に積んで。特別な指示があれば特別な道具を持って行くわけです。 早く仕事に出られて、早く仕事が片付けばほかのチームがマニアわなそうな家を回されてお金を稼ぐことができるか、早く帰れるわけです。時給制の仕事ではないので。 なのですが、結婚して子どもがいる人はとにかく時間通りに来ないことが多いです。でも時間通りに来ない人は3人とか4人とか子どもがいるので、まあしょうがないかと自分は思うようにしてます。 今日派遣された家は5件で、どれもきれいだったのでちゃくちゃくと片付けて。4件目をはじめたときは2時くらいだったのです。アンジーが3時までには終わって子どもを迎えに行かなきゃいけない、って言っていたので。 で、ごみも捨ててそろそろ終わろうかってその瞬間(ほんとうに出ようとしていた瞬間)アンジーの携帯がなって「いま外に来ているからドアを開けて。検査するから」と。ボスでした。 自分の担当した箇所はほめられたのですが、アンジーのやったところは全部やり直しということになり帰れないことに。その家には猫の姿は見えなかったのですが、猫用のベッドが7つあって、ふたつあるトイレの小さいほうは猫用のトイレがおいてありました。ソファーは毛だらけ。 ソファーに掃除機をかけて、クッションは特別なスポンジでこすって毛を取ってと言われて。キッチンも物をどかして拭いてないし、ってボスもダスターを持ってやり始めたのでこっちも言われたとおりにやり始めたのですが。このときにはもう3時半を回っていて。 アンジー切れました。 アンジーが言うには。 渡された家の資料には自分たちの給料も書いてあるのです。だからたとえば小さい家で仕事も軽くて10ドルならば1時間以内に終わらせればいいとか、家が大きいけど30ドルなら2時間ないし3時間くらいで割に合う仕事にできるわけです。 もちろん手を抜かないで早く終わればそれに越したことはありません。逆に15ドルくらいなのにお客さんと営業の話がかみ合ってなくて4時間かかったりしたこともあります。そういうときは仕事が終わってオフィスに戻ってボスとか営業と話し合いになります。うちは結構みんな感情的に話すみたいです。汚い言葉も使ってるみたいだし。でも何かがあるとすぐに話し合い、って言うのがアメリカだなあと思います。 ソファーや椅子に毛がびっしりなのを見たアンジーは「これを全部やったらあと1時間はかかる。1時間で終わらせなきゃいけないお金しかもらえないのだからいっそ手をつけないでおこう」と判断したそうで。 そういうことをオフィスに言うとたぶん「お客さんは2週間に1度自分たちを雇っている。だから一度徹底的に掃除をしたなら毛なんかに1時間かかるわけがない。かかるとしたらそれは以前の人が手を抜いているからで、誰かがやらなければいけないのだからあなたがやりなさい」ということになるわけです。だいたいのおきゃくさんは2週間に1回の契約なので、半年も自分たちが行っていれば汚れっていうのは軽くなっていって家1件を掃除するとしても1,2時間で終わるようになります。同じ人でチームを組ませて同じ家を担当させるオフィスもあるようなのですが、うちはいつも違う人、違う場所になるので結局はいつも同じレベルの仕事をするわけではない、ということになるわけです。 アンジーの息子は家に帰って一人で遊んでいたようですが、アメリカとかでは子どもを一人にしておくことが犯罪だったりするのでみんなベビーシッターをつけたりしています。仕事が終わってまずアンジーの家によってその子を拾ってからオフィスに戻ったのですがその日でアンジーはやめたようです。 アンジーが抜けたので、冗談で「じゃあそのロッカーを頂戴よ」と言ったらほんとうにもらえました。ロッカーをもらうって言うことは作業道具一式を担当するということでチームのキャプテンになるって言うことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.05 06:25:01
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