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テーマ:仕事しごとシゴト(23732)
カテゴリ:J
なんかこれほど一日が長いと感じたことはなかった、って言う感じの一日でした。
今日ペアになった人はシカゴ出身の黒人のおばさん。早口だし、何を言っているのかわからないときがたまにありました。この人は車を持ってきていないので自分が運転。おばさんは派遣の人らしく自分はチームリーダー(これで2日目)。 一日の始まりに仕事内容の書いてあるファイルを渡されます。そこに注意事項とか、運転距離とか、誰がどの仕事を分担したかを記入します。その一番前に道順の書かれた紙がはさんであります。これは単に「マーケットストリートを左、メインアベニューを右、スミスさんの家101メインアベニュー」みたいな感じで箇条書きになっています。本当に地図を読むわけじゃないのに、この人には大変みたいで。いちおう読んでもらいつつも目でちらちら確認していました。 誰とペアを組むのかはその日の朝にならないとわかりません。下手すると出発するギリギリまで事務所が担当の家と人を入れ替えていることも。このおばさんは前にチームになった人が「この人は仕事が速いから大丈夫」って言ってたのですが。たしかに仕事は速いけど、掃除機をかけないで別な仕事を始めたり、道具をまとめないで車に持って行ったりするから最高にやりにくい。そして仕事内容が細かくない(たとえば見えづらいけど電子レンジの天井にまだ汚れがあるとか)。なのに「あんた仕事遅いわ」とか言われて。 道具は仕事が片付いたら一通りにまとめると忘れ物がないか見た目で確認できていいのですが。この人終わったと思ったらどんどんばらばらに持って行っちゃうので、正直事務所に帰ってきてから忘れ物がいくつかあることに気づきました。掃除機のホースとモップの柄の部分。 4件目の家は住所が間違っていて慌て(あとで確認したら Maple Ct じゃなくて Maple Stだったとかそういう間違い。そしてどっちの通りも存在します )でも結局お客さんの都合でキャンセルになりセーフ。 この時点で3:45。おばさんが4:15分までに帰らなければいけないというので事務所に連絡すると「そんなことは初耳だ」と言われ仕方なく最後の仕事へ。 最後は倉庫と事務所が一緒になったところで、これで終わりかな、と帰り支度をしていたらそこの女マネージャーが「あら、あなたたちの仕事はまだ終わってないわよ。トイレのペーパータオルとハンドローションとハンドソープを補充してないし、シュレッダーの中もきれいにしていって。ごみを集めるのは清掃員の仕事の一環でしょ」と言うわけなのですが。 このときもう5時近かったのでおばさんはきれかかっていました。自分はファイルに書いてないことなので厳密に言えば自分たちがやる義務はありません、といおうと思いましたが、おばさんがけっこうおとなしく「じゃあゴミ袋はありますか」と聞いていたので(でも心の中では絶対に怒ってた)、自分も「それでは自分の営業に伝えておきますので、ここでの作業を確認しましょう」と言いました。 ようやく仕事を終わって急いで帰らなきゃ! と思いきや高速を見過ごし、いそいでUターンして車を走らせたらなんと逆方向へ走っていました。本当は西に向かっていかなければいけなかったのに東に向かっていて。でも暗かったし、通り過ぎる町の名前の頭にWest(西)ってついていたのもあって、おかしいって気づいたときには10マイルくらい走ってたのですね。ウェストリバティという町で降りたら給油ランプが! ほんとに悪いことは重なるって言うことの素敵な見本でした。なのにガソリンスタンドのポンプは3箇所くらい故障中だったし、真後ろで待っているのに前の車の持ち主は窓ガラスとかきれいにしてるし。 6時前に事務所に戻ってきました。そして事務の人に最後の仕事のことであーだこーだ言いました。そしたら「それはメイドの仕事じゃなくて清掃員(Janitor)の仕事だ。メイドはハンドソープなど足したりはしない」って。まあ自分としてはそれくらいはやってもいいんです。ただ、最初から言われてないからやっていないことに対して怒られたくないだけです。わかっていれば作業手順も違うし、シュレッダーのごみを集めてから掃除機をかけよう、って考えるわけで。今回はすべて終わった後にごみを集めて、って言われたのでシュレッダーの紙が散らばって、掃除機をかけなおしたりって有様でした。もー!! アメリカでは建物の(特にビルとか学校とか)床掃除とか、ごみを出したりする人たちはJanitorと呼ばれています。この人たちはわりと汚い仕事もまかせられています。たとえば病院の床とか、血とか、汚物とかも掃除します。そのかわり机の上のほこりを取ったりとか、ベッドメーキングなどはしません。自分が週に2回働いている政府のビルでも5時になると毎日清掃員がやってきますが、机の上には触らないのでみんなのパソコンはほこりをかぶったままです。 それと比較してメイドは同じように掃除もするのですが、基本的に(ペットやに人間の)汚物や体液の付着したものには触ってはいけません。ごみだって家の人がやってといわなければ集めません(中にはごみを自分で捨てたい人とかごみを見られたくない人もいるし、注射器などを使っている人もいるから)。その代わり台所をきれいにしたり、ベッドメーキングをしたり、基本的に床の掃除があるときにはひざをついての手作業です。 なんかこの清掃員とは違って相手の家に一歩踏み込んでいる、っていうのがメイドのプライドらしいのですが。なんか働いている人はみんなプライド高いです。ちゃんと仕事をしていれば別にそれでもいいのですが、最近みんなたいしたことないなあとわかってきたので単にプライド高いだけ、っていう感じにしか見えなくなってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.18 15:18:56
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