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オスカー・ワイルドその人の美に対しての潔い生き方も心をとらえる魅力だと思うのです。
『幸せな王子』がある日ふと読みたくなりあらためて手にとってみると 面白いことに読む時々で感じるモノが違うのですよね。。 野ばらさんが『それいぬ』でおっしゃっていたような、”謙虚、平等、親切という俗っぽい美徳を超えた硬質の美徳”のような、なんだかウラハラな突き抜けた自己愛を感じます。。 暖かい国に一刻もはやく飛び立とうとするつばめを、王子は自分が不憫に思う一井の民のもとにお使いをたのむのですけれど、それを受けるつばめの遠いエジプトを想うセリフを読むととても切ないです。。。 もっと奥が深いお話なのだけれど、どこか王子がわがままな乙女の様にもかんじるのでした。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 8, 2005 12:56:36 AM
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