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テーマ:今日のこと★☆(106276)
カテゴリ:zakki
きっかけは『窓辺で手紙を読む若い女』がデザインされたしおりをジュンク堂いただいたのが、優待割引券だったので今日は神戸方面にひさしぶりに出かける用事があったので4時半過ぎと遅い時間だったのですがいってまいりました。。 おそらく一人で美術展に行くのははじめてかもしれません。 後で展覧会の感想などを話すのも愉しみというのもあり、いつもは家族か友人と少なくとも2人で行っていたような気がします。。 コンサートだと一人でも行くのに何故ひとりで行けなかったのだろうと思いながらも、私はやはりフェルメールの描いた恭しい佇まいの美しい女性を目の当たりにしてみたかったのだと思います。。 ”ドレスデン国立美術館展-世界の鏡”と銘打たれた展覧会が兵庫県立美術館で開催されています。 ザクセン公国の美術の流れを辿ることによって背景にある他国からの影響や、世界の美術の流れの一つの流れを知ることができるという展示構成になっていました。。 世界の美術史を映し出す鏡というテーマのようです。。 オスマントルコの侵攻によって国を脅かされるとともに、その華麗でエキゾティックな装身具などの美術に魅せられるというアンヴィバレントな美的感覚。。 その後はイタリアの美術潮流を受け入れながら、さらなる次の文化の中心地フランス王朝のもてる技術と財力を惜しげなく注ぐ究極的に豪華な美をもとめ、アジア独特の陶磁器の美をマイセンで模倣以上のものに昇華させ、フランドル美術の宝石フェルメールの作品もザクセン宮廷のコレクションに加えることになる。。 といった流れになっていました。。 (本当はこの後ドイツ・ロマン主義へと続く。) 中でも印象的だったのは年を召された婦人の肖像画。。 あわい紫のスカーフをふわりと美しく繊細なブロンドの髪にまとい、年齢を感じさせる細かい皺までもが全体の雰囲気にとけこんで表現し難いやわらかい美しさを感じました。。 また瞳や口元がものすごく優しく上品であるのには感動さえ覚えました。。 そして『窓辺で手紙を読む若い女』。。 第6章めのコーナーの一番最後に、構図違いの窓に向かって手紙を読む小品と壁を横にして、奥まった壁に展示されていました。。 私がここに着いた時は終了の時間が近かったためか私一人が絵の前に立っていました。。フェルメールの絵は予備知識などなくても、ずっと見ていたくなるような魅力がありますよね。。 優雅であったり、ゆったりとしたかすかな動きというか、快の感情であるのか。。 ガイドにあった”覗き見しているような感覚”とあったのですけれど、少女がひたすら手紙を読んでいるからなのでしょうか。。 兵庫県立美術館 ------ 2005年3月8日(火)~5月22日(日) http://www.artm.pref.hyogo.jp/home1.html ドレスデン国立美術館展・東京展 2005年6月28日(火)~9月19日(月・祝) 国立西洋美術館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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