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花の色は・・・・ではじまる有名な小野小町の歌。。 ときどき目にする京都のガイドのようなプログラムなのですけれど、今日は隋心院からはじまる小野小町を訪ねて歩くものでした。。 なんとなく耳にしたことはあったのですけれど、『文塚』。。 深草少将の恋文がおさめられているとか。 最初は恋文を塚にして弔うなんて不思議なかんじもしましたけれど。。 この深草少将。。 小町への恋心のために約束した百夜通い。 かやの実を使い数えたのだとか。。。 その約束の百夜目に少将が榧の実を手にしたまま死んでしまったというお話が残っているのですよね。。 最近の韓流にも劣らないようなドラマティックなお話ですよね。。 その実を少将の通った道にまかれたとかで、その”かやの木”だといわれる大木が二本残っているそうです。 それと面白いと思ったのは3月25日の小町にちなんだ『はねず踊り』で残されている百夜通いのストーリーが前記のものと違っているコト。。 こちらだと、少将が99日目に雪がひどいのを理由に代理をたて。。ところが小町の気が変わり、100夜には足りないけれど・・・と家に招き入れたところ、代理であったというので少将は振られてしまった。。というお話だそうなのです。 隋心院の本堂には小町が受け取った文を下張りにして作られたお地蔵様があるとか。。 文でやりとりすることの多い時代だったのでしょうから小町の手元にも多くの文、恋文があったのかもしれませんね。。 多くの恋のウワサを流しながらも誰にもなびくことなく、最後にはわが身の美貌の衰えをなげきながら亡くなっていったと締めくくられていました。。 でも小野小町が70歳過ぎまで衰えを嘆きつつ全国を歩いて廻ったというのは少し意外でした。。 時代が時代なだけに、年を老いたり、また親が亡くなったりして家が没落すると、それを愁いながら過ごしたといったようなお話をよく伝え聞くような気もしますけれどね。。 あんな優雅な歌にたくされているだけに、たしかに嘆く心もあったのでしょうけれど、少しは心のどかに昔の日を偲んでいらしたのではと思ったりもしました。 e-kyoto 京都小町めぐり。。。 ------- http://www.e-kyoto.net/sanpo/rekishi/b11/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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