実体はなんとファンクバンド STANDING ROOM ONLY / HEART AND SOUL
U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編 32.STANDING ROOM ONLY / HEART AND SOUL (YGB 208032)'82ハートジャケである。しかも、高沢氏のコメントが「スウィートなグループ・アルバム」である。更にこの究コレ掲載品とくればいくら出しても欲しくなるというのが多くの甘茶者の心情であろう。このコーナーの数々の駄盤で痛い目に合った私でも思わず我を忘れて高値入札してしまいそう、、、。それぐらいの過剰な期待を寄せずにいられなかった「立見のみ」ですが、実体はなんとファンクバンド。しかも甘茶と呼べそうなのは出来のいまいちなA2の一曲のみというのだから驚かされた。情報が少ないって怖いネ。9人組のファンクバンドのようで82年の作品。A1,A3,A4,B1,B3,B4とアルバム収録8曲中6曲もがファンク。基本はどれも普通の軽めのファンク。サウンドはバシャバシャいう音のするドラム音がチト耳障り。メロディ、サウンド、グルーヴとどれをとっても特筆すべきものは無い感じ。僅かにB4がスピードのあるノリのいいファンクで比較的面白みのあるグルーヴを感じられる。そんな中で唯一の甘茶と呼べそうなのがアルバムタイトルにもなっているA2。前半はテナー・リードを中心としたいかにも80'Sファンクバンドのバラードといった感じ。後半からはファルセットが絶唱しまくり、その我を忘れたかのような過剰な姿勢には好感が持てますが、いかんせん全体のメロディに魅力が欠け、更に80'Sっぽい幾分洗練された感触が個人的には好みではなく偏差値は58程度。B2もテナー・リードの甘めのミディアム・スロウなんだけど、特筆すべきものは無い。結論としてはファンク・ファンなら一度ぐらい聴いてみてもいいかも、という程度でした。(偏差値60以上はありません。)(甘茶偏差値65以上)(甘茶偏差値61以上)(甘茶偏差値60)A1 star from the skyA2 heart and soulA3 take a chanceA4 universal funk affairB1 desireB2 take some timeB3 crazy feelin'B4 searchin'尚、この「U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編」コーナーの掲載盤を取り上げる意図はこちらに書いてありますので併せてご参照下さい。