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ザ・スーパー・ポップ宣言

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2009年07月の記事

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煮え切らない甘茶コンピ GANGSTER SOUL HARMONY VOL.6 (SONS OF SOUL 1006)

甘茶ソウルコンピの世界(4) GANGSTER SOUL HARMONY VOL.6 (SONS OF SOUL 1006)ズラリと強面のギャングの集結した写真をジャケに持ってきた甘茶ソウルコンピシリーズの第6作目。だからと言ってタイトルもジャケも中身とは全く無関係です。いつもながらにマイナーな曲が並び、それ故いつも通り煮え切らない内容。｢何でこんなに出来がいまいちなの？｣って感じの曲ばかりで、かなり消耗してしまいました。ブート系コンピながらこの水準の低さは異様とも言えますが、いい加減見限られてしまったのか国内ではほとんど取扱いが無くなってきている模様。もっとがんばってもらわないとネ、、、。どうにもいまいちな曲が12曲も続いてようやく13がちょっとキャッチーな出来。ファルセット・リードで甘くゆったりと歌い上げ、サビのメロディが比較的分かりやすい。だからといって特別魅力的という程でもなく、ちょっと散漫な印象。甘茶偏差値は58程度ですが、アレンジ次第ではもう少し良くなったかもしれませんね。キャッチーといえば14も分かりやすいサビを持つけど同様にときめきが足りない。｢NATURAL HIGH｣タイプの16もこじんまりと纏まった内容で悪くは無いけど特別良くも無いな。個人的にあまり好みではないけれど、21はリードの力量を感じさせるバラードで、曲でなく歌手を聴くタイプの人には喜ばれる内容かも。甘茶ソウル百科事典P.68掲載の22はリードが弱い、というかコーラス含めて全体のムードで聴かせるタイプの曲。盛り上がりに欠けるけどBGMとして流す分には使えるかも。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）1. ARISTOCRATS - BE MY LADY2. GENO & THE PHAROAHS - MISS HEARTBREAKER3. TASTE OF LOVE - LOVE MEDITATION4. JUS'US - DON'T STOP SMILING5. AF-TABS - DON'T GO AWAY6. BILLY MCGREGOR - WE'VE BEEN IN LOVE MUCH TOO LONG7. JUNOIR McCANTS - HELP MY LOVE8. HARMONICS FEAT. J. McCANTS - SUMMER LOVE9. RATED X - WHAT YOU GOING TO DO ABOUT IT10. BERGANEE'S - 'CAUSE I LOVE YOU11. JIM FAULKEN & GEMENI - LEAVE ME ALONE12. NEW EXPERIENCE - IT DOESN'T SEEM SO LONG AGO13. ELEMENTS - SAVE IT FOR A RAINY DAY14. ERIC & THE VIKINGS - VIBRATIONS "MADE US FALL IN LOVE"15. SMOKE SUGAR COMPANY - SAVE A LITTLE LOVE FOR A RAINY DAY16. REAR VIEW - LOVE IS JUST A MOMENT AWAY17. CAPRELLS - WALK ON BY18. ODDS AGAINST TOMORROW - POINT OF NO RETURN19. LIFEFORCE - WHATCHA GONNA DO ABOUT ME20. TARANTULA - GIRL,COMPLETE MY WORLD21. DYSONS FACES & HARDTIMES - TRY ME BABY22. HUNT'S DETERMINATION - SHE'S ON MY MIND23. BAD NEWS BAND - DIAMOND FEATHER

2009.07.28

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フィルスペクター風な音壁コンピ TOUCH THE WALL OF SOUND

音壁の世界(コンピ) TOUCH THE WALL OF SOUND '97 (RING OF STARS R-O-S 882-2)60年代ガールポップを集めたコンピCD二枚組で全てフィルスペクター風なアレンジが施されたものばかり全60曲。副題に60 SPECTACULAR SOUND GEMS FROM THE SIXTIES , THIS COLLECTION FEATURES 60 RARE : PHIL SPECTOR STYLE PRODUCTIONS DONE BY OTHERS とクレジットされてます。もちろん大半がWALL OF SOUND風なのですが、単に60年代ガールポップ集として聴いても、かなり良質のコンピということになりオススメです。山下達郎氏がサンデーソングブックにおいてオンエアした曲も10曲近く収録されているので、その意味では氏が番組でこのイタリア製コンピについて触れていてもおかしくないのですが、、、。あくまで推測ですが各曲毎のレコード会社名の表記が一切無いし、全体的に音質がいまいちなので、このCDが海賊盤だからなのではないかな？なお、日本のM&M RECORDSというところからも(MMCD 1003)として発売されていた模様。この会社のHPによると、このシリーズのVOL.2及びVOL.3も出ているようです。これらも是非入手してみたいと思います。1は｢Da Doo Ron Ron - Crystals｣タイプの音壁ポップ。メロディはいまひとつ爆発力に欠けるけど、疾走感とヴォーカルの瑞々しさ、ピアノの連打などによるサウンドのグルーヴ感などはかなり秀逸。20も同じ曲ですが、こちらは荒削りでストレートなロック感覚のアレンジで音壁は薄い。3は｢Then He Kissed Me - The Crystals｣そっくりの曲。トラックも似てるしメロディまで一部似てます。ただし音壁は薄いので劣化コピーって感じですね。4はカスタネットも多めに入ってなかなかフィルスペクターっぽい厚めの音壁ポップ。6はメロディは暗めだけど哀愁を帯びたフレーズが良くちょっと胸キュン。13と30は同じ曲で音壁的にはReparata & The Delrons版の方が厚めだけど、ポップ度という点ではChiffons版に軍配があがるかな。ここで聴ける｢バーン、シュ、バン｣というフレーズは大滝詠一Pが｢一千一秒物語 / 松田聖子｣で流用しています。14は山下達郎オンエア曲。音壁は厚くないけどピアノや手拍子などによる歯切れの良いサウンドに明るめのメロディがポップです。15もオンエア曲。明るくポップという内容ではないけど、しっとりとした憂いを帯びたメロディは秀逸で拡がりのある厚めの音作りも素晴らしい。もう少し重量感が加われば偏差値65超えは必須だったのに惜しいな。明るく元気でスピード感のある16はコーラス・アレンジも多彩でイイ。17はメロディはいまひとつだけど迫力のある音壁曲。18は｢Why Do Lovers Break Each Others Hearts? - Bob B. Soxx & the Blue Jeans｣そっくりの曲調で明らかな劣化コピー。男性コーラスがコミカルな所まで一緒。ただしサビのメロディの高揚感など全体の雰囲気は悪くない。Alder Rayの21は1同様なかなかの音壁曲。メロディは魅力不足だけど本家スタッフが係わっているんじゃないか？と思わせる程かなり厚めの音作り。22も山下達郎オンエア曲。明るさ快活さスピード感と三拍子揃ったガールポップ。メロディもなかなか魅力的だけど音壁が薄いのが残念。ウイスパー・タイプの27はポップな曲ではないけれど、落ち着いた甘くソフトな歌声が魅力的でグレイドは高めです。（2枚目についてはまた後日）（ポップ偏差値65以上）（ポップ偏差値61以上）（ポップ偏差値60）【CD 1】1. Cause I Love Him - Alder Ray（ポップ偏差値63）2. To Be Loved By You - April Young3. He Told Me He Loved You - Miss Cathy Brasher 4. You Won't Even Know Her Name - Josephine Sunday（ポップ偏差値61）5. Bobby's Come Home A Long Way - 8 Feet 6. Girl In Love Forgives - Bernadette Castro（ポップ偏差値61）7. He Don't Love Me - Shelly Fabares8. Dream Baby - Cherilyn (Cher) 9. Happy Anniversary - Pat Powdrill 10. About My Baby (I Could Write A Book) - The Pandoras 11. Close Your Eyes - Bonnie 12. Why Can't A Boy And Girl Just Stay In Love - Noreen Corcoran 13. I Have A Boyfriend - Reparata & The Delrons14. He's Mine - Alices Wonderland（ポップ偏差値62）15. Baby That's Me - Cake（偏差値64）16. Baby Baby (I Still Love You) - Cinderella（ポップ偏差値62）17. Someone Cares For Me - McKinleys18. What Makes Little Girls Cry - Victorians19. I Love Him - Castanets 20. Cause I Love Him - Jackie Lee21. A Little Love (Will Go Away) - Alder Ray22. Love Kitten - Noreen Corcoran（ポップ偏差値64）23. He's My Dream Boy - Marie Antionette 24. Out Of The Picture - Marcia Strassman25. Let Me Get Close To You - Beverly Warren 26. It Comes And Goes - Priscilla Mitchell 27. He Noticed Me - Priscilla (Paris)（偏差値61）28. They're Jealous Of Me - Jean S. 29. I Still Love Him - The Joys 30. I Have A Boyfriend - The Chiffons

2009.07.26

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スウィート・ロリータ・ヴォイス BLOSSOM DEALIE / JUST THE WAY YOU ARE

フリーソウルコンピ未収録推薦曲(2) 【ポップ偏差値 65 】BLOSSOM DEALIE / JUST THE WAY YOU ARE '83 ｢SIMPLY VOLUME 6｣収録当ブログで取り上げてきた世界に誇れる日本産のスウィート・ロリータ・ヴォイスというと｢COCO / はんぶん不思議｣における三浦理恵子、｢恋するベッキー｣の藩恵子、｢BIN･KANルージュ｣の太田貴子、｢らずべりー｣のKOTOKO、｢ぱすてるDAYS｣の榊原ゆい等々があります。それぞれが個性的で実に魅力ある甘い歌声を聴かせてくれますが、海外に耳を傾けてみると、これらに負けず劣らずのスウィート・ロリータ・ヴォイスの持ち主がいます。それがこのブロッサム・ディアリー。1952年頃から長らくジャズ・ヴォーカリストと活躍してきた彼女ですが、いわゆるスタンダード・ジャズ以外にもポップス的に美味しい幾つかの作品を残しています。このBILLY JOELのヒット曲のカバーはそんな彼女の甘く可愛らしい歌声を思う存分堪能できるポピュラリティのある一曲。ポップス好きなら皆が大好きな、なだらかで品の有る良く出来たメロディをあっさり淡白なボサノバ風にアレンジにした曲です。優しくソフトで幻想的なエレピの音色も隠し味的に効果的で、そんなサウンドをバックに彼女が可愛らしく、しっとりと柔らかーく歌い上げる内容は原曲とはかなり異なる風合いで魅力的ですねえ。唱法も素晴らしいのですが、彼女の場合は声の響きそのものが素晴らしく、これは天性のもので真似しようとしても決して真似出来ないもの。自然に出てくる声の持つ魅力という意味においては先に挙げた日本人女性歌手達を完全に凌駕していると言えるでしょう。その点ではビロードの歌声と言われるスウィートソウルの巨人DELFONICSのWILLIAM HARTに近いものがありますね。

2009.07.21

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そんなことより、、、 COALITIONS / INSTEAD...HOW ARE YOU

私の好きな甘茶ソウル(4) 【甘茶偏差値 69 】COALITIONS / INSTEAD...HOW ARE YOU (RE DUN 7475)'74甘茶ソウル百科事典P.36掲載曲でコーリションズと表記されてます。連合とか連立とかいう意味みたい。曲名は｢そんなことより、、、元気かい？｣って感じかな。曲はちょっとディープ風味のバリトンが丁寧に、こってりと歌いあげるスロウ。声質に透明感は無いけど、この歌声には実に清々しさを感じさせられます。コーラスやシンセの奏でる柔らかく温かみのあるサウンドも同様で、全編に渡り荘厳で聖なる空気に満ち溢れています。甘い語りなんかも入りますが、一種ゴスペルに近い雰囲気とでもいいましょうか、思わず真摯に聴き入ってしまいますね。海賊盤コンピのSOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITE VOL.7にも収録されてました。アドヒスタさんのところで聴けます。

2009.07.17

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キュンキュン革命 KOTOKO さくらんぼキッス! ～爆発だも～ん～

アニソンポップの世界(3) 【ポップ偏差値 61 】KOTOKO / さくらんぼキッス! ～爆発だも～ん～ '03 作詞KOTOKO 作曲編曲C.G MIX キュンキュン合いの手ポップの創始者にして電波ソングの女王KOTOKOによるロリータポップ。ギャルゲー｢カラフルキッス～12コの胸キュン!～｣主題歌。アップテンポなサウンドに載せて、ピリリと引き締まったヴォーカルが魅力のKOTOKO嬢が甘酸っぱいメロディを歌い上げます。KOTOKOによる｢あれれ？おかしいな｣といったコミカルで自由奔放な歌詞が秀逸で、相変わらず彼女の柔軟な発想には感心させられますネ。そして特筆すべきはこの曲こそが近年猛威を振るいまくっている｢キュンキュン｣、｢ハイハイ｣の二大合いの手が始めて使われた曲である事。決して底抜けに明るいメロディという訳ではない元曲に明るさ、元気さ、瑞々しさ、そして溌剌さをもたらし、その相乗効果でより奥深いポップさを醸し出しました。これはここ半世紀のポピュラー・ミュージックにおける一つの革命的発明といっても過言ではなく、｢ave;new feat.あべにゅうぷろじぇくと / ラブリー☆えんじぇる!!｣、｢☆☆☆☆☆☆(六ツ星きらりOP オープニングテーマ)｣など数多くのフォロワー名曲を生み出しました。2009年現在もその影響は顕著で、今後も大いなる流行、更なる展開をみせていくだろうと思われます。他にもこの曲には萌えセリフや｢スキスキスキッス｣といったオカズなどが加えられ、情報量をたっぷりと凝縮して詰め込む事の魅力というのをまざまざと魅せつけた傑作曲と言えます。音楽製作集団I'VE SOUNDのオムニバスCDの｢SHORT CIRCUIT｣に収録されています。また戯画製作のゲーム｢DUEL SAVIOR｣初回限定版に同梱の｢戯画オープニングサウンドトラックVOL.2｣にも収録されていて、こちらには他にもKOTOKOによるロリータ・ポップ名曲の｢らずべりー｣、｢きゅるるんKissでジャンボ♪♪｣の2曲が収録されていてお徳でオススメです。｢カラフルキッス OP ロング版(MAD)｣明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(合いの手ポップ)ポップ偏差値合計88676669561

2009.07.14

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ドラクエ９やってみた。

ドラクエ９やってみた。ゲームソフト｢ドラゴンクエスト｣シリーズの久々の新作が発売になりました。このブログ始めてからは初めての新作ですね。実は私はファミコン時代の第1作からの、いわゆる往年のファンでして、このシリーズは毎回大いに楽しんできました。思えば86年の夏、第1作クリア後には感動のあまり当時新卒公募していなかったエニックス社に会社訪問。福嶋社長に直接会って頂きました。この時｢今度２を出すんだよ。｣と教えてもらったのは今でも鮮明に脳裏に焼き付いている大切な思い出です。（この年、会社訪問した学生はほとんどいなかったんじゃないかな。）以後の第2、第3作はソフト入手のため、会社を休んで徹夜で並んだりと常に私のゲーム歴の中心にあったのが本シリーズでした。そんな経緯もありますので、この最新作も姿勢を正して真剣に望むのです。当然、『本日よりゲーム終了までは夏休み』となりますネ。久しぶりの大型休暇で3週間から4週間ぐらいになりますかねえ。このブログでもちょこちょこと進捗状況を更新していきたいと思います。実は本作は初の携帯型ゲーム機用に作られたということで、発売前から不安＆不満たらたらだったのです。やはり腰を落ち着けて大画面テレビでやってナンボのゲームだと思ってましたから。大体ニンテンドーDS持ってないし、、、。そんな訳で急遽ニンテンドーDSIを購入。ソフトも早々予約済みで早速本日より開始となりました。さてどんな冒険の旅になりますやら。（以下、ネタバレが含まれますのでご注意下さい。）第1日目(プレイ時間 5時間47分)イントロのアニメーションの出来は秀逸＆感動的。思わず数回見入ってしまう。流石ドラクエだね。しかし音響はかなりショボイ。スクリーンも小さいし、ドットも粗く携帯機のイメージ通りのこじんまりとした体裁にガッカリ。こりゃないゼ～。ニンテンドーDSIを手で持つのも疲れるし、画面を見るのも操作するのも疲れる。なので途中なんと二回も昼寝。クリアまで相当疲れそうだなあ。開始後しばらくしてちょっとした事件が有り、冒険への同義付けがしっかり為されている所はイイ。これで｢よし、行くゾ！｣と気合が入りました。冒険パーティに主人公以外の特定のキャラは用意されていないみたいで、ルイーダの酒場で仲間を新規作成。顔や髪型などを自由に設定できるので、折角なのでアイドルマスターのお気に入りのキャラそっくりに作成。戦士(ハルカ)、僧侶(ユキポ)、魔法使い(ヤヨイ)の3人です。どれもかなり似た雰囲気の可愛らしさで、これなら冒険も楽しく過ごせそう。本日は黒騎士を倒した所で終了です。【ご参考】↓アイドルマスターの世界

2009.07.11

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宗教ディスコ J.O.B. ORQUESTRA / OPEN THE DOORS TO YOUR HEART

U.S.BDG 究極のLPコレクション - グループ編(2) 19.J.O.B. ORQUESTRA / OPEN THE DOORS TO YOUR HEART (OM 1) '78 ちょっと幻想的で一見うす気味悪いジャケのこのグループは、クリシュナ意識国際協会(通称：ハレー・クリシュナ)の関連グループのようで、アルバム通して随所にクリシュナという言葉が使われています。宗教団体は一切合切嫌いだけど、このジャケは精神世界をうまく神秘的に表し好内容かと。中身の方はアップ中心の軽快なもので、そのものズバリのザ・ソウルという曲名もあるけれど、全体としてはソウルと言うよりディスコ系アルバムという感じですね。宗教ディスコとでも命名しておきましょう。A-1はファルセットで歌われる暗めのバラード。なんとかフィリー風甘茶ソウルと言えますか。コーラスもほとんど無くメロディも魅力不足だけど、ストリングスなど入って雰囲気は悪くは無い。A-2はアップテンポで明るく元気で歯切れの良い擬似フィリー・ダンサー。男女のツインリードで爽快で流暢なメロディに載せて気持ち良さそうに歌います。ストリングスの音色も秀逸で全体としてかなりキャッチーな出来。シングル・ヒットしていても不思議ではないけど、エンディングに入る｢ハレー・クリシュナ｣のフレーズに萎えー。｢桑江知子 / 永遠の朝｣で似たフレーズが出てきます。A-3は少しテンポを落としたアップでA-2ほどのキャッチーさは無いけど出来は悪く無い。この男性ヴォーカルの声質はちょっと魅力薄ですね。A-4も男女ツインリードのアップ。途中まで軽快に流れるけど後半は延々と｢ハレー・クリシュナ｣の合唱大会、、、誰か止めてくれ。B-1は爽やかなフィリー風ミディアム。高揚感のあるストリングスが好印象でJOHNNY BRISTOL辺りの軽めのソウルを連想させる。B-3もA-2ほどではないけど軽快な擬似フィリー・ダンサー。メロディはなだらかでスキャットも入りなかなかのグルーヴ。最後のB-4は幻想的な宗教歌という感じ。（甘茶偏差値65以上）（甘茶偏差値61以上）（甘茶偏差値60）A-1.ONLY FAITH AND HOPE (甘茶)2.CAN'T FIND THE WAY （フィリーダンサー偏差値65)3.DON'T WANT THAT ILLUSION (アップ)4.YEILD TO HIM (アップ)B-1.I BELIEVE IN THEE (ミディアム)2.THE SOUL (ミディアム)3.OPEN THE DOORS OF YOUR HEART（フィリーダンサー偏差値63)4.GOVINDA

2009.07.07

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萩田光雄の音壁アレンジ北原佐和子 / 悲しきカレッジ・ボーイ

音壁の世界(2) アイドルポップの世界(3) 【ポップ偏差値 60 】北原佐和子 / 悲しきカレッジ・ボーイ '84 作曲岸正之編曲萩田光雄編曲の萩田光雄氏はやはり音壁アイドルポップの名曲｢井森美幸 / 99粒の涙｣をアレンジされており、他にもフィリー風アイドルポップ｢桑江知子 / 永遠の朝｣などなど当ブログでも幾つもの名曲を紹介してきた名アレンジャーです。この曲はアイドルグループ、パンジーの一員だった北原佐和子のソロ作品で、ここでも｢99粒の涙｣調のバラード系ウォール・オブ・サウンドを展開しています。一番の聴き所はイントロのエレピやベースのコンビネーションによる厚みのある音壁で、サウンドを立体的に奥行き深く表現することの快楽を思う存分魅せつけてくれます。その後の展開にはエコーが少なくちょっと不満が残りますが、カスタネットの軽やかな響きやシャンシャン感などアイドルポップものとしては上位の音壁と言えます。メロディは暗く湿り気のあるバラードものですが、ちょっと悲しげでセンチな感じはなかなか聴かせますね。ただ｢99粒の涙｣の様に聴くに耐えないという程ではありませんが、歌声に全く魅力が感じられないのが惜しい。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーブメロディ器楽瑞々しさボーナス(音壁アレンジ)ポップ偏差値合計567578107560

2009.07.02

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