スティールパンの清涼感 MAD PROFESSOR / BERBICE MADHOUSE 「A CARIBBEAN TASTE OF TECHNOLOGY」
LOVERS ROCK (1) フリーソウルコンピ未収録推薦曲(2) 【 ラヴァーズ偏差値 66 】MAD PROFESSOR / BERBICE MADHOUSE '85 「A CARIBBEAN TASTE OF TECHNOLOGY」80/90年代のイギリスで数多くの傑作ラヴァーズロックをプロデュースしてきたマッド・プロフェッサーのソロアルバム「A CARIBBEAN TASTE OF TECHNOLOGY」収録曲。このアルバムは「COUNTRY LIVING」のダブバージョンである「FRESH AND CLEAN」等明るくポップな曲が多く、彼の他の「DUB ME CRAZY」シリーズとは趣が異なり大部聴き易い内容なのでお勧め。その「FRESH AND CLEAN」タイプのこの曲は、やはりスティールパンのきれいな音色が実に心地良い曲。明るく乾いた空気の中、軽やかで爽やかなメロディをスティールパンが奏じます。そのポップで冷ややかな音色は清涼感たっぷり。将にカリブのリゾート地での一服の清涼剤にうってつけの内容。実際私もこのアルバムの発売以降、何度もリゾートでのBGMとして愛聴してきました。勿論マッド教授の曲ですから単なるインストで終わる曲ではなく、随所に効果的にエコーを効かせたダブ・ミックスは大音量で聴いてこそ真価を発揮します。特にベースが抜けて歯切れよくキーボードが鳴り渡る瞬間の開放感など饒舌に尽くしがたい。歌ものではないのでラヴァーズと呼ぶには微妙だけど、いわゆる埃臭い土着的なジャマイカのレゲエとは対照的な洗練された内容なので、レゲエが苦手なフリーソウル・ファン、特に女の子なんかに喜ばれそうな曲なんじゃないかなと思います。清涼飲料水のコマーシャル・ソングにも適してそうですネ。明るく元気テンション高揚感乾燥感グルーヴメロディ器楽瑞々しさボーナス(清涼感)ラヴァーズ偏差値合計868867810566