キュンとときめく幻の逸品 WINDROSE (SUE WILLIAMS) / JUST FOR ME '80
フリーソウルコンピ未収録推薦曲(1) 【 ポップ偏差値 69 】WINDROSE (SUE WILLIAMS) / JUST FOR ME '80 私はレコードショップなどのサービス品として提供されていたセレクトテープやミックステープの類が好きで昔はよく集めてました。効率よく良曲を聴けるのと同時に、所謂レア高値皿の音源やそのセレクターのセンスが光る選曲などを楽しめる一石三鳥ぐらいの絶好の媒体だと思います。良いセレクトテープは沢山あったけど、その中でも私の記憶に深く残るのが渋谷に現存するフェイスレコードさんのもの。1990年代初頭にここで「FLOW MIX VOL.1 (FR001)」と「MELLOW VOL.1 (FR004)」を購入。画像をご覧頂ければ分かりますがかなりマニアックかつ素晴らしい選曲の数々。実は当ブログ既出の「PHYLLISS BAILEY / IT'S EASY」,「JESSE GREEN / COME WITH ME」等はこのセレクトテープが情報源。この手のセレクトテープやミックステープでお勧めのものをどなたか教えてくれませんかねえ。同時にFACE RECORDSさん製作の他のセレクトテープ(少なくともFR002、FR003が存在するはず)の情報も募集します。こうしたテープで知った良曲は次の段階として、より高音質で聴きたくなるものなんだけど、この「MELLOW VOL.1」収録の「SUE WILLIAMS / JUST FOR YOU」という曲は世の中の大半の良曲の情報がDISCOGなどで調べることが出来る現代においても未だ何の情報も得られない個人的に正体不明な謎の曲でした。(先日自己解決しましたが。)女性ヴォーカルSUE WILLIAMSが属するWindroseはテキサスのAOR系のローカルバンドで、この「Just For Me」は彼らの80年の1STアルバム収録曲。恐らくは自主製作盤とのことで、知る人ぞ知るかなりマニアックな存在みたいですね。しかも白人グループの曲ということでソウルファンにもほとんど語られずにきた幻の逸品と言ってよいでしょう。曲は女性ヴォーカルの爽やかなものなんだけど、憂いを帯びた甘酸っぱいメロディは実に良く出来ています。サビも素晴らしいけど全体を通じて胸がキュンとときめくメロディ展開は絶品と言うしかないですね。軽やかなグルーヴに甘いメロディということでフリーソウルファン、甘茶ソウルファンどちらにもお勧めです。「YOU TUBE」で聴けます。