優雅で華麗なズークにトレビアーン!(Jean) Paul Albin / Vagabond '89 「Retrouvé」収録
ZOUK その華麗なる世界 (Jean) Paul Albin / Vagabond '89 「Retrouvé」収録80年代後半から90年代にかけて活躍したマルチニークの歌手、ジャン=ポール・アルビンの1STアルバム「Retrouvé」収録曲。ジャンルとしては当ブログが猛プッシュしているズーク・ミュージックになります。「Le Grand Méchant Zouk」(ズーク・ミュージシャンが一同に会したライブ)でのライブ盤は当ブログ既出ですが、ようやくスタジオ録音盤が聴けたので改めてご紹介。なにせ「Le Grand Méchant Zouk」には歌手名を特定したクレジットがなかったから誰の曲か不明でした。「放浪者」というタイトルのこの曲は、ポール・アルビン本人のペンによるミディアム・テンポの甘いバラード。肩の力の抜けた優雅な曲調でメロディはAメロ、Bメロ、サビとどこをとってもなだらかで出来が良い。花の楽園マルチニークの鮮やかな色彩が目に浮かんできそう。最大の聴き所は胸キュンな旋律を甘く抑制を効かせて歌うサビのコーラスかな。どこか郷愁を誘うメロディが泣けちゃう。最後の方の明るいホーンの響きもいいネ。こんなのを聴いてると温かい南国のリゾートに行きたくなってしょうがない。ライブでは大人数なのでスタジオ録音版以上にグルーヴを感じさせ、実際に観衆にも大好評って感じですね。華麗な「Le Grand Méchant Zouk」を是非日本で体験してみたい!と思うけどWEBを検索しても相変わらず国内で誰一人触れてないから絶対無理っぽいのが寂しい限り。この曲のようなズークの優雅な感覚を受け入れる感受性は日本人には足りてないのだろうと思ったり。「YOU TUBE」で聴けます。「Le Grand Méchant Zouk」(91年のライブ映像)「Le Grand Méchant Zouk」(90年のライブ音源)