スウィート創成期の甘茶なロックステディ DERRICK HARRIOTT / WALK THE STREETS '67
ラバーズロック(2) 【 ラヴァーズ偏差値 63 】DERRICK HARRIOTT / WALK THE STREETS '6760年代初頭から活躍するジャマイカのプロデューサー&歌手のデリック・ハリオットの1967年のロックステディ。スウィートソウルにも通じる濃厚な甘さが特徴的な曲です。後に甘茶ソウル名曲のContinental 4 / Day By Day、FRIENDS / Birthday Song、ESCORTS / Look Over Your Shoulders、あのChosen fewとの共演でのCHI-LITES / Have you seen her、DELFONICS / DIDN'T Iなどなど、実に数多くのカバーをしていることからも、彼が如何に甘茶ソウルに精通したミュージシャンであったかが分かります。これらカバーはオリジナルには及ばないヌルめの出来であることは否めないですが、自作曲である本曲は彼ならではの流石の甘茶センスが発揮された優れもの。しっとりと落ち着いた甘いメロディは品があり、上手くロックステディのリズムに溶け込んでいる感じ。派手さは無いけれど純朴な感じに好感が持てるのと味わい深さもありますね。本場アメリカのスウィートソウル創成期とほぼ同時期にジャマイカでもこうした甘茶曲が作られていた事実には驚かされます。「YOU TUBE」で聴けます。まさかのPVもあり。