電波ポップの世界(1)
アニソンポップの世界(2)
【 ポップ偏差値 66 】
MOSAIC.TUNE / 真夏のレターレインボー '13 作曲nana 編曲nana・MOSAIC.TUNE
MOSAIC.WAVのボーカロイドサウンドにおいてのユニット「MOSAIC.TUNE」の楽曲で、アルバム「トランジスタの道化団 ~Heartsnative3~」収録曲。MOSAIC.WAVのアルバム「Astronomical Φ AKIBA-POP!!」に収録されている
「DA DA DA DANCING ~真夏のレターレインボー~」とは歌詞やアレンジが異なります。何より特徴的なのはヴォーカルがヴォーカロイド「初音ミク」によるものであること。
萌え系電波ポップにおいては、その萌え声歌手の歌声(声質、唱法)の魅力が大きな比重を占める場合が多いので、所謂ヴォーカロイドの楽曲はほとんど語られることが無かった。(それは多くの「YOU TUBE」や「ニコニコ動画」の電波ソング・メドレー動画を聴けば明らか。)その意味では亜流とも言える作品であるが、そこは電波ポップの雄、MOSAIC.WAVの手腕で見事に電波ポップへと昇華している。
彼らの既存の電波ソングのように歌詞そのものには電波要素は皆無であるが、明るく元気な曲調にピコピコ・サウンド、そして何より明るい合いの手が決めてとなっている。メロディも良く出来てはいるが、比較的大人しい内容。それを歌う初音ミクの歌は個人的には全く魅力を感じない、無機質で平坦、無味無臭なもの。しかし、それを補うかのように畳みかけるポップに弾けた合いの手が素晴らしい。
「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」といった定番に加え「ポンポンポポポン、ポポポポン」のスピード感とグルーヴ感がポップに聴く者の脳を侵食する。中毒性の高い素晴らしい曲であるが、如何せん初音ミクということで、どうしても試作品的印象がぬぐえない。是非とも萌え系電波歌手により「命」が吹き込まれた「歌ってみた」版が聴いてみたいものです。どなたかお願い!
「YOU TUBE」で聴けます。
明るく元気 | テンション | 高揚感 | 疾走感 | グルーヴ | メロディ | 器楽 | 瑞々しさ | ボーナス(合いの手) | ポップ偏差値合計 |
8 | 8 | 7 | 8 | 7 | 7 | 7 | 9 | 5 | 66 |
これぞ萌えソング!これぞ電波ポップ! 真夏のレターレインボー / LUCHICA meets MOSAIC.TUNE feat.初音ミク