私の好きな甘茶ソウル(11)
MY FAVORITE SWEET SOUL (11)
【 甘茶偏差値 63 】
OPTIMISTICS / SHOULD I LET MYSELF GO LP(TURBO 7001)'70
メリーランド州ボルチモア出身のボーカルグループの1970年の唯一のアルバム「OPTIMISTICS」収録曲。ニュージャージーのオールプラチナム傘下のTURBOから出ていてプロデュースは甘茶大王のジョージカー。(このグループが後にInclinationsへと変貌したとのこと。)グループ名は楽観主義者という意味だけど、一体これのどこが楽観主義なの?とツッコミたくなるグループ名とは裏腹に暗ーく沈んだムードの甘茶ソウル。
この頃のニュージャージー産スウィート特有の土埃をかぶったかのような場末感たっぷりの錆びれたサウンドにピタリと嵌ったヴォーカル&コーラスのうらぶれ感、絶望感が酷い。スウィート好きの私でもこの手の負のオーラに満ちた曲は個人的にはちょっと受け入れにくいんだけど、メロディはかなり良く出来てますし、暗いなりにキャッチーなので、暗めの甘茶が好きな人には堪らない内容かも。この曲の「YOU TUBE」のコメント欄を見ていたら気づいたのですが、近年Knxwledgeというヒップホップ・アーチストがサンプリングしていて、この曲が脚光を浴びているらしいです。何故この曲をこの時代に?と激しく疑問に思いますが、うーん、世の中分からないものですねえ。
「YOU TUBE」で聴けます。
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